見出し画像

結婚式場の着付け室暗黙の了解

タイトルは何か怪しげな感じですが、そんなたいそうなことではないのです。

結婚式場で着付けをさせていただいたら、お客様を送り出して、その後、型ものと言われる集合写真までが着付師の仕事です。

写真を撮る時に、留袖の紋がきちんと写るように胸元を整えたり、衿もとが乱れていないかチェックしたり、ご両家のお母様には、帯に差し込んでいた末広を抜いて渡し、どのように持つのかをお教えしたりします。

この時、着付師は自分の着付けたお客様以外は、触りません。

どんなに着崩れていようが、触ってはいけないのです。

触ったということは、自分が着付けたとみなされ、着付けの技術に問題あり、とみなされてしまう。

はじめての式場では、スタッフの方からさりげなく?あのお客様を着付けたのは〇〇さんですか?などと聞かれる。

スタッフが着付けができるかどうかは知りませんが、着上がりが綺麗かどうかはしっかりみています。

結婚式場での着付料は地元のサロンなどと比べて高価かもしれませんが、写真撮影まで見てくれるので、そこは安心です。

着付料は、宴付(新郎新婦の負担)になることがあるので、遠慮して、地元で着付けてもらってくる方もおられるでしょう。

暑いとき、寒い時、途中雨が降るかもしれない。着付けはできるだけ結婚式場でお願いする方がいいと思います。

ただし、宴が終了しても脱がせるところまではしてくれません。脱いで、荷物をまとめて持ち帰るのはご自身でするしかないのです。

最近、地元のヘアサロンで、着付けができるところがすごく減っています。あったとしても、ふだんあまり着付けをされていないと思うんですね。

やはり着付けは着付け専門にされているところにお願いする方がいいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?