見出し画像

粗大ゴミの作り方・男子校編【主観】

少々閲覧注意

2014年(13歳)  中学校入学。

私は中学校受験をした。
私立男子校に合格、入学した。
幼い私はその時わからなかった。
6年間XY染色体だけと学校生活をすることにより失われるものを。

入学式では前を見ても後ろを見ても右を見ても左を見ても芋臭い男子しかいなかった。し私もその1人だった。

そして男子だけで学校生活を送っているとその異質さが段々と表面化してくるのである。

1年生の時、数学の授業では前の席の子が机の下で局部を露出しながら授業を受けていた。本人の顔が真剣であること、またその後先生に見つかってしまったことも相まって死ぬほど笑ってしまった。

3年生の時には、教室の下が職員室であったため「職員室に音楽を響かせてやろう!!」とCDプレーヤーのプラグを持ち、CDプレーヤー本体を窓の外に出していた子もいた。

こんな学校生活を送っているとこの異質さが日常になってしまう。幼い私がこの洗脳に気づくわけでもなく、いつのにか自分自身も異質さの1ピースを担うようになってしまった。

そんな私の勉強面は最悪であった。中学1年の中間テストでは220人中195位という成績を叩き出してしまい以降中学時代は200位くらいを彷徨っていた。ただ、中高一貫校であり内部のテストをパスできれば高校に進学できるため危機感をあまり感じてなかった。
そのためただただ楽しい日常を送っていただけである。

部活はサッカー部だった。ポジションはキーパーでスーパーセーブを連発していた圧倒的守護神だが、Bチームだった。
ある時の試合中、自陣の攻める時間が長く暇になってしまい、数秒目を閉じて休んでいたことがあった。次に目を開けると眼前まで敵が迫ってきておりゴールを許してしまったことがある。我ながらえぐいな。申し訳ない。

2017年(16歳)  高校進学。

あっという間に高校生になってしまった。高校ではさらに異常者達が洗練されていった。特に2.3年生は理系クラスで、各クラスにいる問題児を集めたようなクラスになってしまった。

ロッカーに電気ポッドを持ってきてるやつ、お弁当にBB弾を打ち込むやつ、天井を箒で凹ませるやつ、掛け軸のようなものの後ろにスマホを隠し授業中音楽をかけ先生を錯乱させるやつ、雨の日の体育で「眩しいから」という理由でサングラスをかけて怒られるやつ、夜中のグラウンドで勝手にサッカーをするやつ、授業中にアイドルより可愛いセクシー女優も探すやつ、屋上で勝手にサッカーをするやつ、廊下で勝手にサッカーをするやつ、修学旅行で班員を島に置いてけぼりにするやつ、裸のやつなどなど

ただこんなやつらでも偏差値が高いことがより笑いと異質さを同居させてきた。

そのため担任はストレスで空間を占拠している割合をどんどん増やしていった。地球に存在している体積が増えると考えると良いよね。

最低だったが、非常に楽しいクラスでもあった。

勉強面は1年生の時から少しずつ頑張り始め、学年20位代をキープしていた。放課後は自習室に行き勉強していた。今考えると偉すぎやろ。

部活は料理同好会に入った。料理できるようになりたかったし、大学進学後料理男子として名を轟かせれば彼女ができるのではないかという浅はかな理由から入った。
活動としては週2回料理を分担して食べたり、文化祭でパスタやマドレーヌを作り販売したりした。3年間高頻度で部活に行っていたが、卒業時パスタを茹でること以外できないことに気づいた。泣いた。

その裏では高校1年生に上がる時父親が持ち前の欠陥を遺憾なく発揮し、その重荷を背負わされた。不倫とかではないよ。
楽になって話せる時が来るといいと思う。
ただ思春期の、受験なども真剣に考え始める大事な時期に起こった出来事なので、一気に思考が、それもマイナス方面に拡張されていった気がする。
今の面倒臭い性格もこの時の出来事が2割くらいを占める理由なのかなと今考えた。けどこんな性格を少し面白いなと思うようなこともあるし、その面白さの理由が父親にあると思うと少し解せないのでやはりこれが理由ではないです。
ポテンシャルでこんなに面倒臭い性格になりました。
父親は好きでも嫌いでもないです。

高校3年の時には中高大と一緒の友達と高校の授業をサボり国立国会図書館に行って勉強していた。変なところで真面目な私だったが、この友人のおかげで力のぬき方を覚えた。というより洗脳された。
しかし力を抜きすぎてしまい、大学受験は失敗してしまった。
ただ、あまり危機感はなかった。色々考えて悩んで苦しむくせに結局は楽観主義的なところが昔からある。
「1年あるし、大丈夫だろ」的なことを考えていた。
この楽観主義についてきちんと考えたことがないので今後しっかり向き合いたい。


そして卒業してしまった。


これが意味することがわかるだろうか?


そう。


今まで長々と書いた化け物達が世に放たれるといいうことだ。
そしてそれぞれの新天地で化け物とその周りの人間はその異質さに気がつくのである。
自分の異質さに気がついた化け物は
①化け物同士でつるむ②ぼっちになる③異質さを隠し順応する
の3種類に分けられる。
中でも③の異質さをうまく隠し人間の生活に溶け込んでいる化け物が危険である。
③はまともなフリをして君の隣にいつの間にか立っている。
そして君が油断したその時この異質さを解放するのだ。
君の周りの人間の中にも化け物がおり、その化け物はこの異質さを十中八九孕んでいるのだ。

これは粗大ゴミの作り方基、私の人生について書き連ねているが、それと同時に今回は啓蒙であり、宣言である。


「男子校は最高であるが、廃止しろ!!!」

6年間女性と触れ合わなかった男性はどんな性的嗜好を持っていようがその後の人生に支障をきたす。適切な時期に好きな人がいたり、告白をする経験だったり、振られる経験だったりをしなければ後々確定で歪んでしまうのだ。

もちろん私に彼女がいたことはない。私は大事な6年間を男子校に捧げてしまったために、残りの人生全てを終わらせてしまったのだ!!!

こんな悲しい化け物どもをこれ以上作ってはならない。そんな気持ちから先の宣言を掲げさせてもらったのである。

とまあ私は冗談しか言わないためそんな冗談は縦置き、この6年間は失ったものが多かったがそれと同時に最高だった。
もし私に息子ができたら男子校に入れて同じ苦しみを味合わせてやりたいくらいには最高だった。今でも腹から笑うのは男子校の友達といる時が多い。ので、ぜひ。

次回、粗大ゴミの作り方・大学編。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?