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世界激走 ヨーロッパ編 7(ミラノに帰ってきた。)

翌朝は、朝から、ウフィツィ美術だけ行き、11時頃には、ホテルを出て、ミラノに向かった。
行のフィレンツエまでは、いろいろあったが、フィレンツエからミラノまでは、なんか、日本の田舎の高速道路を走っているみたいで、味気なかった。
途中パルマを通るので、パルマのハムだけは食べたくて、ハイウエイから降りはしなかったが、パルマに差し掛かったあたりのサービスエリアに入ると、ハムがいっぱい販売されていたので、適当に、ハムとパンとコーヒーを買って、お昼代わりにしたが、さすが、世界三大ハムのひとつパルマハム、パンとハムだけで、極上のランチになった。
パルマのあたりから、パラパラ、雨が降っていたのだが、ミラノに着く頃には、かなりしっかりした雨になっていた。
1週間ぶりにミラノに戻ってきたが、とはいうものの、着いた時は、そのまま郊外のホテルに直行したので、ミラノの街は初めて同然だ。
ミラノのホテルで指定された駐車場は、今回の旅の中でも、1,2を争うほど分かりにくかったが、なんとか停められた。
ヨーロッパの旅は、これが、毎回面倒くさい。もっと郊外のホテルに泊まればいいのだろうが、やはり、街を散策するのには、中心部に近い方が便利だ、で、安価な宿を探すから、仕方ないことなのだ。
もしかしたら、ヨーロッパの人達は、鉄道で旅をするのが一般的なのかもしれない。
部屋に荷物を置き、雨の中街に出たが、ミラノの街には、巨大なアーケードがあり、雨の時には、ぬれずに済んで、便利だった。

ミラノのアーケード

ミラノの街もミラノ大聖堂を中心に思ったよりとコンパクトにまとまっていて、歩きやすかった。
夜は、ミラノのシェフが、すりおろしたチーズも加えるなどして、ミラノリゾットと名付けたとされる黄金のリゾットを食すために、ミラノのレストラ

黄金のリゾット

ンを探し、食事をした。美味しかったし、雰囲気も良かったが、僕は、やっぱり、フィレンツエのほうが、好きだ。ミラノは、何だか都会過ぎる。

このワイン出来立てで、シュッシュパして美味しかった。

しかしだ、翌日行って、中に入ったミラノ大聖堂の迫力はすごかった。
大聖堂は、フィレンツエより、ミラノの方がよかったかもしれない。
日本の奈良の大仏の巨大な木造建築にも圧倒されるが、ミラノ大聖堂のような、日本では、あまり見ない巨大なゴシック建築に圧倒された、これは、本当に素晴らしかった。

荘厳な大聖堂の中


なんか、感動した。



大聖堂は修繕中だった。

大聖堂の見学ツアーで中に入った時、ミサが行われていて、よりいっそう、大聖堂の荘厳さが、増していた。
ここで、一つ事件が、大聖堂を観光した後、大聖堂の広場で僕の前をCとHが歩いていて、アフリカ系の黒人が、Hの手首に何か巻き付けようとしている。
Hも、もじもじしているだけで、はっきり断れない感じなので、僕が、ちょっと怒鳴ったら、諦めていなくなったが、もし、しっかり、巻き付けられていたら、お金を請求されていたところだ、危ない危ない。
最後にこんなことはあったが、大きなトラブルは無く、もうすぐ、旅の終わりを迎えようとしていた。
大聖堂の近くで、早めのランチをして空港に向かった。
レンタカーの返却も少し不安だったが、滞りなく済み、チェックインし、空港のラウンジで一息ついた。
たぶん、ヨーロッパの5分の1~2ぐらいは走ったと思う。
僕は、アメリカには、仕事でも、それ以外でも、かなりの回数行ってはいたが、ヨーロッパとは、肌が合わない気がして、一度も行ったことが無く、今回が初めてだったが、食わず嫌い的な感じで、来てみたら、けっこう、気に入ってしまった。
とてもいい旅だった。

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