無期雇用転換について

お疲れ様です。

今日は非正規雇用の方が同じ職場で5年継続して勤務すると無期雇用社員へと転換できる事についてお話したいと思います。

他の記事でも記載していますが僕は現在都内の企業にて障害者雇用の枠で勤務しています。
フルタイムでの勤務ですが契約社員として雇用されており、半年毎の契約更新を3年半継続となっております。
基本的には勤怠が安定して余程能力に問題が無く、社内でトラブルを起こしたりしない限り契約解除とはならないのでありがたい限りです。

そしてタイトルの無期雇用転換とは
労働契約法の改正により、企業との間で有期労働契約が更新されて通算5年を超えたときに、労働者の申込みによって無期労働契約に転換されるルールとなっております。

ここで重要なのは
「労働者の申込みによって」
という部分になります。

例えば同じ会社に5年間契約社員として働いていても労働者側が無期雇用転換を申請しなければそのまま契約社員として扱われてしまいます。
会社側から
「あなたは5年以上うちの会社にいるから無期雇用に転換しとくね」
といった事はありません。
むしろ会社によってはこの制度を把握してなかったり、知っていても労働者に通知せず引き続き非正規雇用として契約を続ける事もあります。

幸いにも僕は就労移行支援事業所に通所していた頃からこの制度について知っていましたし、現在勤務している会社にも産業医面談を通じて前向きなお返事を頂いております。

そもそもこの無期雇用転換のルールは

有期労働契約者が企業に対して無期雇用転換の申込みをした場合、無期労働契約が成立します。

つまり、企業側は断る事ができません。
だからこの制度を知っていても黙っていたり、5年経過する直前に契約を打ち切るといった悪質な事をする企業も存在します。
(最近でもニュースになってました)

注意点

ここからは無期雇用転換についての注意点をお伝えします。
よくある勘違いとして多いのは

無期雇用転換＝正社員登用

と思っている方が思いの外多い事です。
なんなら会社の人事部や総務部の方も勘違いしているパターンもあるようでこのルールが世間に浸透していない事を実感しています💦

無期雇用になったからといって賞与を含む待遇や労働条件・享受できる福利厚生が正社員と同等かと言われれば結局の所それは会社次第となります。
なのでその辺りはしっかりと確認してお互いが納得した上で契約しましょう。

まとめ

ざっくりですが無期雇用転換とは

・有期労働契約が5年を超えて更新された場合、
　有期労働契約者からの申込みによって期間の定
　めのない無期労働契約に転換されるルール。

・企業側は労働者から無期雇用転換の申込みがあ
　った場合、断る事は出来ない。

・無期雇用転換は正社員登用ではないので給与・
　待遇が正社員と同等になるわけではない。

非常に簡単にまとめましたがこんな感じでしょうか?

ちなみに僕の様な障害者雇用で働いている方にもこのルールは適用されるのでご安心下さい。

少々文章が長くなってしまいましたので今日はここまで。
皆様お疲れ様でした✨