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女性整形外科医もおせちは作りました

皆さま、豪無沙汰しております。
お正月明けてから体調を壊しました。医者に不養生です。
扁桃腺炎、筋炎、めまい、湿疹、過敏性大腸炎が順番にやって来ました。
外来はなんとか頑張れましたが、もうぐったりでした。
おかげさまでかなり元気になっているんですが
noteって続けて書かないとモチベーションが下がってしまいますね。
1もうヶ月以上noteを書いていませんでした。

さて、お正月はもう随分前のことです。
お節は結婚以来ずっと作っています。嫁いだ家はお正月を大事にする家でした。
初詣、お祝い、親戚のご挨拶、夫の妹の里帰りなどきちんとスケジュールが決まっていました。お節もたくさん作ってお重に詰めます。実家ではお煮しめ、数の子、田作り、黒豆などお鉢に持って出していましたので、もうびっくりです。家にはそれぞれのお正月の過ごし方の家風があるので、結婚してあまりに違いに驚かれた方も多いと思います。義母と一緒の台所の立って、教えてもらいました。「我が家の味を守ってね」言われた時はかなりのプレッシャーを感じました。さらに「お重に詰めてくださる」と言われて絶体絶命です。たまたま家庭画報を見つけ、その通りに盛り付けてなんとかピンチを脱出しました。

あれから39年、毎年お節を作っています。実は夫は無類のおせち好きなんです
たくさん作っていたお節も夫が好きなものだけになりました。海老芋(今年は入手できず筍芋)数の子、煮鮑、煮穴子、なまこ酢、煮車海老、煮真子、黒豆、きんとん、豚バラと卵の煮込み、鳥手羽東南アジア風煮込み。慣れてきたので、黒豆、数の子は事前に作り、それ以外は半日で作れるようになりました。黒豆はポットでふやかし電子レンジて煮て、毎日濃度の上げた砂糖水につけるという簡単は方法で作っています。栗きんとんがスイートポテトの焼く前の状態のものなのは変わっているかもしれませんね。夫の家の風習です。写真中央のお重は料亭のものです。若い頃は2カ所に頼んでいました。さすがにもう歳をとったので頼むのは一つだけになりました。

仕方なく作っていたお節ももう恒例行事にひとつとなりました。これから無くなっていく風習なので私の代だけでも残したいと思っています。


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