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人生は突然激変する#2

長男を産んで早々、旦那さんがそろそろ独立する
と言い出します。(後に離婚しますがあえて旦那さんと呼びます)

旦那さんは料理人です。
趣味でお菓子作りが好きレベルの私に
ランチのデザート練習して作ってねと。。。
軽々発言💦
経理もお願いね。。。
ランチのお手伝いもお願いね。。。
日替わりメニュー、パソコンで作ってね。。。
夜バイトがいない時、店に出てね。。。

えぇー、えぇー、えぇー…😵‍💫

独身だった頃の私だったら、無理、無理‼️
絶対無理‼️と怒り狂い断っていたはず…

それに何でこのタイミングなのー。
もう少し長男が大きくなってからでもいいじゃんと
言っても、絶対無理と言う。
もう何を言っても無理だ…
全く持って自分のことしか考えてない…

いや、どう考えたっておかしい。
でも話し合いを続けても平行線
子供がいる以上、路頭に迷わせるわけにはいかない。
こうなったら、どんな形でも努力して協力していくしかない…と覚悟を決めました。

そこからは、乳飲み子を抱えて
まずは、お菓子の本を見ながら勉強し、作る、作る、
作る、作る…

趣味の領域を脱するためには、最低1000回は作らなきゃ、食べてもらうお客様に失礼だなぁ…
見た目云々というより、自分は作れる!自分はできる!という自信がないから、その自信も欲しくて
その気力だけで、めげずに毎日何回も作り続けます。
さらに工夫も生まれ、配合も、作り方も、自分のものとして確立されていくことになります。
この1000回以上作った数種類のお菓子たちは、自信をつけた後に、看板商品となることは知らずに。。。

わかったのは
お菓子の本の表現は非常に不親切で、間違いがあるわけてわはないけど、肝心な上手く作れるコツが書いてない。この一言あれば成功するのに…というものばかり。あえて出してないのかな。
本を買って、材料揃えて、お菓子を作りました→失敗しました→お菓子って難しいになる理由がわかった気がします。

今ならYouTubeでお勉強できるし、
スマホで何でもできる。
しかし当時はまだガラケーしかない時代。

それでも、目の前でスヤスヤ眠る子供を見て
前進し続けるのです。

受け入れたら、背中をポンと押されるかのように
前に進むことができることを知りました。
反発すると疲れて思考も止まって何も解決しないのです。そして一歩進んだ先は、見える世界が変わります。

そしてお店は無事オープンし、目まぐるしい毎日が襲ってきます。
デザートを毎日毎日作る
商工会議所に帳面の指導を受けに行ったり
ランチの手伝いもね。たまに夜も。
学生時代のバイトも、会社員時代の経験すら
生かせない未知の世界を楽しむしかない。

昭和生まれの昭和育ち。部活で養ったド根性だけを
全面に押し出して…。
人間、習慣化したら…どってことありません。
自分の中でルーティン化していきます。
そうすると楽しくなってきます。

余裕すら出てきた頃
2人目ができ、出産。
かなり仕事はセーブさせていただき子育て集中となりますがスイーツはしっかり継続。

そして本当に本当に感謝しかないのですが
私の作るデザートは
レストランで食べるデザートに加えて
テイクアウトしたい!というお客様であふれかえり
このテイクアウトに対応するために
通販(=お取り寄せのハシリでした。)をすることに
決めたのです。

旦那さんはやれるものなら、『やってみな…』と。
言い放った口調まで覚えています。
かなり複雑な心境だと思う。
THE昭和の何年も修行してきた職人気質に
新しい風として暴風雨のごとく『ゴォー』っと
ぶつけるわけですから。

でもやってみたい。がんばりたい。が強く
私も頑固者。
挑戦することにしたのです。

そして通販でスイーツランキングに絶えず名前が挙がるほどになりました。
スイーツで忙しくなっても
旦那さんは手伝ってくれることはなく
どっちが稼いでもいいじゃん!という私の考えは
一蹴され

そしてここから、ギクシャクとお互い経営者となった旦那さんとの亀裂が深くなり、経営方針、考え方の違いからさようなら👋することにしました。

こうして私は
シングルマザー経営者
になりました。

なんと。

なんと。

何も出来ない、何も知らない、何も考えてない
私が…

お願いね、お願いね、お願いね!と
言われて
無理、無理ー!と言いつつ
やるしかない…と、受け入れてやってきたことは

結果的に
私が経営者として独立できて、
シングルマザーとして
経済的に独立できるようになっていました。

離婚当時は文句言っていた若かった私も
後に

ありがとう🙏
私の人生を変えてくれた人!
感謝します。

ありがとうございます🙏🙏🙏

になっていました。


☘️頼まれごと、は、神様からの試されごと。
 イヤーと思っても、結果はやって良かったになる。
 目の前に来たことを受け入れたら
 やったもの勝ち✌️なのだ。


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