見出し画像

星座とギリシャ神話

占星術の『黄道12星座』はギリシャ神話ととても深い関わりがあります。
約5000年前に農業を生活の糧にしていた人々が季節の移り変わりを知る為に作られたと伝えられ、次第に神話と重ね合わせ結びついていきました。
それぞれの神話を知ることで、今までとは別の視点で12星座を感じてみてください。
第9回目は12星座の9番目の星座『射手座』の物語になります。

射手座 ♐︎ とギリシャ神話
「英雄たちの師、賢者ケイローン」

射手座を象徴する半人半馬の種族ケンタウロス族の中に、父に時の神クロノス、母にニンフ(精霊)フィリラを持つケイローンという者がいました。成長するにつれ神アポロンからは医術、芸術を女神アルテミスからは狩猟、音楽、予言など様々な技術を学び、知識、武術に秀で、ギリシャの英雄たちを教育し、やがてケイローンは賢者と呼ばれるようになりました。
ある日、ヘラクレスとケンタウロス族の一人が争いになり、ヘラクレスが放った矢がケイローンに誤って当たってしまいます。矢の先には死ぬまで苦しめる猛毒が塗ってあったため、神の血を継ぐ不死身のケイローンは死ぬことができずに苦しみ続けました。その痛みに苦しむケイローンを見かねたヘラクレスは、大神ゼウスに彼の不死を解いてもらうことを祈り、やっと苦痛から解放されたのでした。その死を悼んだ大神ゼウスはケイローンを天にあげ射手座となります。

守護星の木星
太陽系の中で一番大きな惑星。
木星、英語名はジュピター。
拡大、発展、保護を意味し、雲、雷、雨、雪などの天候を自由自在に操り、全宇宙の支配神ともされている全知全能の神ゼウスが守護神。
ゼウスの手にはケラウノスという雷霆を武器として持ち、宇宙さえも消し去る力があるとされています。一方、ギリシャ神話の中では最も恋多き神です。正妻に知られないように様々な動物に化け、美しい女性を誘惑しては愛人を作り生まれてきた子供は膨大な数になります。ゼウスはギリシャの神々の父とも呼ばれ、ギリシャ神話を彩る神々や英雄たちのほとんどはゼウスの血を引きます。

自由奔放な冒険者
いて座生まれさんは、明るく天真爛漫で行動力があり、あらゆる経験に柔軟に対応していきます。より遠くより深く物事を追求し冒険心があり、自由主義者です。未知のものに対する憧れを持ち、探究心や向上心も持ち合わせるので学習能力が高く、博識であるケイローンのように指導や人に教えること教育にも適しています。思想や哲学を通して物を考え、行動規範や世界を認識していきます。外国とのご縁が深い星座でもあります。


恋愛
恋愛は積極的にアプローチしていきます。自由奔放で束縛されるのを嫌う自由主義者。相手を束縛することもありません。冒険好きで知識欲のある射手座さんの恋愛対象は自分よりも幅広い知識を持ち、人として尊敬できる人を好きになることが多いでしょう。少し熱しやすく冷めやすい性質をもつ射手座さんが気になるお相手さんなら、豊富な話題で彼女、彼氏さんの知識欲や向上心を満たしてあげることで恋愛が長続きします。


タロットカード
『THE CHARIOT』戦車と紐付けられています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?