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六十干支9~(22)乙酉について~

六十干支9
~(22)乙酉について~

このシリーズでは六十干支ついて解説してきます。

今回のシリーズでは、五行ごとにまとめて解説していきます。

木性の陰・・・乙(おつぼく)の干支

干支番号22 乙酉(おつぼくのとり)

秋の草花

乙~草花
酉~剣山 秋

金性のエネルギーが強くなる仲秋の険しい山にたたずむ可憐な草花
ごつごつとした地面に根を張ることが困難であるが、
厳しい環境の中にたたずむ草花として美しさが際立つ

宿命に乙酉を持ちの方(主に日干支)
・感性が鋭く、閃きが周囲へ影響を与える
・瞬発力はあるが、持続性が乏しい
・過大評価されやすい傾向がややある
・集団よりも単独行動を好む
・思い立ったら即行動
・多忙な人
・一つのことに執着せず、流動的な人生

宿命に乙酉を持ちの方(主に日干支)のありがたい五行(精神を整える五行)とは?
乙酉は干支そのものがバランスが良い状態です。
乙酉の草花は盆栽のように鑑賞としてとても美しい状態です。
根がない切り花であるため、植物の成長に必要な土性もあまり必要としません。
むしろ水を濁すため土性は忌神となる場合もあります。
水性は秋の草花に湿り気を与えるためありがたい五行となりますが、
大量の水は草花を弱らさせてしまいます。
水性を強める金性も草花を切りそろえる程度の金性は必要ですが、強い金性は忌神となります。
植物の成長に必要な火性(太陽)も切り花には忌神となりやすいです。
このように干支そのものがバランスが良い状態であるため、その他の要素を受け付けにくく判断が難しい干支です。
その他の干支(月干支、年干支)のバランスによってありがたい五行は変化します。

精神を整える五行を生き方に活かすには?
乙酉の方は雨のような穏やか水性がバランスを整えるための五行となります。
水性を活かす生き方とは?
新しいモノにふれ、様々な体験をしながら学んでいくこと。
自分がやってみたいことはなんでもチャレンジしてみること、失敗からも学べる人です。
新しいモノ作りや枠組みをつくることに挑戦してみること。
常に行動と挑戦意識してみましょう。

乙酉が日干の方は、「午未天冲殺」
物事のまとめ役である午未天冲殺。
何事にも理屈っぽいところがあります。
論理的思考の方が多いのも午未天冲殺の特徴です。

午未天冲殺の特徴詳細はこちらへ

乙酉(主に日干支)の方は、
乙酉はしなやかな強さをお持ちです。これは乙の特性である「秘めた強さ」によります。
巨木(甲)ではありませんが、乙(草花)は根をはったり、蔦として大きな木にからまって生きていく力強さがあります。
家族との縁はやや薄いですが、その分友人や職場の仲間などのご縁はとても深いです。
そのため、他者のために生きていくことが厭わない人が多く、「人がよろこぶこと」を無意識にして周りの人に感謝されていることが多い方です。
自分のことは二の次して人のために行動をするので、多忙な人生となやすいです。

次回は「32番干支 乙未」を解説します。 
お楽しみ!

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