プロローグ

僕は自分で自分がどういう人間かよくわかっていない。
まあ一般的には「変わった人」とされる類いであることは承知している。
でも今さらそれを変えることもできない。
変わった人のままこの先も生きていくのだろう。
三つ子の魂百までというし。
でも、大事なのは対外的な評価ではない。
自分がどういう人間でありたいか、自分は何を人生の軸として生きるか。
一応座右の銘は持っている。
よくある訓言のひとつだが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉である。意味は今さら言うまでもない。
しかし、私はまず「頭を垂れる」ほど何かの学問や分野を極めているわけではないし、かといって立派な人格者でもない。
つまり垂れる頭があるほどそこまで実っていない。全然実っていないのだ。
まだまだこれから。
しかし、特に目指すものも生涯をかけて挑みたいことも持ち合わせていないので、結局無気力にこれからも生きていくだろう。

・・・さーてと。今日もどぶろっくの歌ネタを見てから寝るとするか。

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