40代の女は金がかかる

若いころ、似ていると言われた芸能人がいる。何人か。

その中で今も活躍している人が居るのだが、似ていると言われたからか気になって今でもテレビに出ていると自然と目が行く。

同世代なので、ああ、この人もずいぶん年輪が刻まれたなぁと思う一方で、たぶん私も同じように周りから思われているんだろうな、と思う。

ババア上等!というすごいタイトルの本で事前に知ってたけれど、肉質が45歳で一気に変わる。
(肉が雪崩を起こすって書いてあったけどほんとその通り)

肉質の変化=体型が変わるってこと。

ウェストはさほど変わらないのに、ヒップが崩れるので自然と足が短くなってしまう…そんな体系の変化。(人によって崩れる位置は様々でしょうが)

これからももっと崩れるだろうね…おお怖い。

私の下の子はまだ小さく未就学児なのだが、同級生ママを見るたびに

「ああ、この人たちみんな私よりも年下なんだろうな…」

って思いながらいつも接してる。

親同士もまだ数えるほどしか会ったことがない人もいる若干ぎこちないママランチ会でそんな話をしたら

「そんなこと・・・ないですよ・・・」

みたいな微妙な空気になって、気まずくなった凹

たぶんみんな私の年齢知りたいだろうし私もさっさとカミングアウトしたいんだけど…って別に知りたくないか?

姐さんとして「じゃあみんな年齢公開!そっちから!何歳!?」みたいに仕切ったらよかったか?それもウザか。


さて、そんな迷える46歳(さらっと公表)。

未就学児の母でありながら、会社員(ワーママ)でもある。

こんな激動の体型の変化を迎えて何が戸惑うかって、着る服が無いこと。

いや、服はある。山ほどある。だけどどれを着ても決まらない、似合わない。

そして一番のネックは私自身が平凡な服は着たくなくなってきた。(大阪のおばちゃんがヒョウ柄の服を好んで着る気持ちがよくわかる…)

歳を重ねるにつれて、ひねりのある服へ、派手な格好へと、惹かれる傾向に。

それに体型カバーもしてもらえる服、なんていう条件も追加になるわけですね。

結局、若いころに気に入って買った山ほどある服(膝上のスカートとか)はすべて処分し、40代に対応できる服を買いなおすことになるんだな。

お金はかかるが、着道楽のため、好きな服を着て生きていきたい。


先日、はじめてミナペルホネンのお洋服を買ってみた。

良いお値段なので、式服としてこの先活躍させたいと思って購入したのだが、ミナペルホネンの作品(もはや作品)自体が放つオーラがすごすぎて自分が負けそう・・・

自分自身も服に「着られる」ことのないように。

もっと年齢を重ねたとき、「ミナペルホネンの服を着た変なバーサン」にならずに済むように。

若作りに腐心するのではなく、服のオーラに負けない自分を保ち続けるよう、ブラッシュアップし続けることを自分に誓った。

姿勢とか、内面も、だねぇ。

40代は確かに金がかかる。

でもそれは自分が好きでやっていることだから。

それはそれで楽しい。


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