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我が家の福の神

「保育ができる占星術師」に星読みをしてもらった。

そのときに、言われたことを最近、よく思い出していた。

「ごんちゃんは人生の前半で大切な出会いをしている」

誰だろう?

色々と考えた末、おそらく弟だと思う。


私の弟は、知的障害を伴う自閉スペクトラム症。

知的には中度、簡単な言葉は分かるがその場に合わせて話すことが難しい。

例えば、病気になった母を見て、

「医師の審査もいりません~」

と保険のCMの決め台詞を言う。

心配だけど、「心配」という言葉を使うことが難しい。

でも、家族は何を言いたいのか、探ることにおもしろさを感じている。


ところで、今日のテーマ「我が家の福の神」とは、まさに弟のこと。

なぜ、福の神なのか。

それは、母と私は弟のおかげでやりがいのある仕事に就けているから。

母は弟のことをきっかけに地域の社会福祉法人で働くようになった。

元々、人のために働くことが好きな母は、地域の障害のある方のために、奔走している。

70歳を超えた今もまだ働き続けている。

バイタリティにあふれた人。

尊敬でしかない。

そして、私も特別支援学校で働いている。

若い頃は弟がいるからという理由で、特別支援学校で働くことに抵抗を感じていた。

しかし、教育実習に行くと、とにかく楽しい。

やっぱり特別支援学校で働きたい!!

決心して、この仕事を選んだ。

でも、よく考えると、根底には弟のことが大きく影響しているだな。

自分でそう思う。


そして、もう一つ。家族全員を幸せな気持ちにしている。

私の父は超昭和な人で、家事は一切せず、テレビの前に座っている。

つまり家の中ではなかなか動かない。

そして、ものすごーく照れ屋。

家族にも照れる。

だから、私には話もしない。

電話をかけると、大抵30秒で終わる。

その父が、弟だけにはよく話しかける。

弟のためなら、買い物に行ったり、お迎えに行ったりする。

私のためには今まであまり動いてくれなかった。(子ども目線で言うと)

なんだこの落差!!

と思うが、弟のために何かをしている父は好き☆彡

超昭和な父を動かせる弟は尊敬でしかない。


そして、うちの主人も弟が大好き。

どうやって話をしようかといつも作戦を立てていく。

弟はツンデレなので、いつも反応をしてくれるとは限らない

だから、弟が反応してくれると、主人は大喜び。

反応するだけで喜ばれる人、なかなかいないよね。


このように家族みんなを経済的にも精神的にも幸せにしてくれる弟。

彼はまさに「福の神」

ありがとう、弟よ。

そして、これからもよろしくね💛



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