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『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』

 5年くらい前にテレビ朝日で放送されていました。
 超ハードな刑事ドラマで、対象者は、爆弾魔、新興宗教、スパイなど多種多様です。

 刑事ドラマを観るときいつも感じるのですが、そういう組織に入っているのどうして、すぐヒューマニズムを持ち出すメンバーがいるのでしょう。その人がいるおかげで、捜査が遅延したり、指示が滞ったりします。
 もっとも、視聴者はいろいろですから「テロリストにはいきなり発砲してもいい。」という理屈に批判的な人もいるでしょう。そういう人の言い分をそのヒューマニズムを持ち出す人が代弁しているのかもしれません。
 はたまた、本筋とは違うところで時間を使うことによって、ドラマの尺がちょうどよくなるという場合もあるでしょう。

 この『CRISIS』は、そういうことがなく、とにかく戦うことに迷いがありません。また、ヒューマニズムな人もいません。逆に、自分のいる組織に囮に使われるなど酷い目にあったりします。

 現実の公安の仕事は、きれいごとではないと思いますし、テロリストやスパイは、説得の対象にはならないでしょうから、いきなり制圧してもいいと思います。
 私はそう思いますが、「子供の教育に悪い。」という人もいるでしょうから、描写の程度問題ってことになるでしょうか。

 かつてイギリスの刑事ドラマに『特捜班CI5-』(Criminaru intelligence 5)がありました。捜査対象はテロリストやスパイや麻薬組織。
 とにかく、それまでの刑事ドラマの常識を打ち破った破天荒な設定で、今でも記憶に強く残っています。たしか、拳銃はブローニング・ハイパワーを使っていました。「プロが好んで使う銃」と言われる拳銃です。倉弾数は15発くらい。相手を制圧するためというよりも、相手を射殺するための装備です。
 「CRISIS」もそれに似ていて、昔を思い出しました。
 また見てみたいです。
 
 

#テレビドラマ感想文 #CI -5 #ブローニング・ハイパワー #CRISIS #クライシス


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