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無酸素運動か有酸素運動か (905文字)

 雪解けとともに、冬の間中断していたトレーニングを再開しました。
 自宅からトレーニングセンター(以下「トレセン」と略称します。)まで片道徒歩30分間。
 つまり往復1時間歩くわけですから、それだけでもなかなかのトレーニングになります。ですから、トレセンでの運動はその徒歩時間を勘案して30分間から1時間程度に押さえています。

 トレセンにはバーベルや筋力アップ用のマシンやトレッドミルやクロストレーナーなどの持久力アップ用のマシンがあります。
 筋力アップの運動を無酸素運動、持久力アップの運動を有酸素運動と言いますが(かなりザックリとした定義ですが。)、私はどっちかというと有酸素運動が主に行っています。
 無酸素運動を嫌っているわけではないのですが、有酸素運動の方が脳の働きにいい影響がありそうな気がします。
 これには、哲学者カントやアイルランドの数学者ハミルトンなど、天才と言われる人たちが散歩を習慣としていたことに影響されています。
 「散歩、つまり有酸素運動は頭脳にいいのだ。」という信念みたいなものが私の中にあって、「私の運動は散歩の延長であるべきだ。」という考えが押さえられないのです。
 また、クロストレーナーで有酸素運動を始めて10分くらい経過すると、脳の酸素が不足して来るのか二桁の引き算をすることに困難を感じます。「47-28=」の計算などとてもできまえせん。
 そのうち、三桁の足し算もできなくなります。
 私の行っているトレセンでは、有酸素運動用のマシンは、一回の使用時間が30分間とされているので、自分の脳の働きに自信をなくす前に運動を終えることができます。
 「このまま加算も減算もできないままだったらどうしよう。」という不安を抱えながら歩いて帰る時間が好きです。この頃にはもう酸素が取り入れられていい感じに暗算ができるようになっているので、いつも不安はごく短時間で済みます。
 このハラハラドキドキ感は、「安全な状態で危険なことをすることを好む。」というホモサピエンスの性質に合っているように思います。
 これって、本来のトレーニングの趣旨とは異なりますが。

#無酸素運動 #有酸素運動 #トレーニング

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