「あじゃてく読書会 #19 『共感経営 「物語り戦略」で輝く現場』」に参加してきました。
表記イベントに参加してきましたので、感想を記載します。
本日は、野中先生の共感経営でした。
また前回の読書会は下記となりますので、良かったらお読みください。
ポーラの事例から議論した内容
本に記載のポーラの事例から、やり抜く力の話で盛り上がりました。
ハッピーセットのおもちゃのリサイクルの話や古着でデロリアンを走らせた話等、ビジョンとやり抜く力の重要性を議論しました。
ビジョンで巻き込んでいく中で『腹落ち』と『共感』という言葉の意味は同じなのか違うのかという話をしました。我々の意見では
腹落ちは1人称での理解だが、共感は他者との共感という所が大きく違うのでは?と話しました。
上記、服のリサイクルのケースで言うと、「デロリアン・バックトゥーザフューチャー」は具体的な内容なのですが、その裏にある、『昔思っていたワクワクしていた未来感』があって、その感覚が他者と共感しているのではないかと思いました。
マツダのスカイアクティブの事例から議論した内容
本の中で、「全体」と「部分」の両方に目を向けると「跳ぶ仮説」が生まれるという話がありましたが、部分のパーツをつなげてもなかなか全体の概念が浮かび上がってこないといった話で盛り上がりました。
「BackCast的な思考」「 実践的三段論法」「 物語り戦略」とかありますが、実際にやるのは難しいと話しました。
またその後、アイデアが思いついて対応できたとしても、売れないケースもある。日立の電子書籍等、アイデア的には受け入れられる内容ですが、時代から先すぎて全然売れなかったみたいな話もあります。
成功して「美談になるケース」と「失敗するケース」の違いはどこにあるんだろう?と議論しました。
絶対にいいと信じて続けているけれども、外部から見ると独りよがりで受け入れられないという例も結構あるという事で、「独りよがり」と「信じ抜くこと」の違いも難しいと、盛り上がりました。
上位概念やビジョンといった目指すべきものと共感できている事が「独りよがり」と「信じ抜く」の違いでは?ただ周りのメンバーがそういった概念がないと、周りからは独りよがりとみられる。といった話をしました。そういった周りから理解されない内容なので大事なのは「コモン」ではない。リーダーは単なる独りよがりなのか、大事な独りよがりなのか見極める目が必要と話しました。
またリーダーは良い目が必要ですが、全員持つのは現実的でないので、チームで進めるためには物語りのような共感しやすい目標が必要と話しました。
こういった平面的でない人それぞれの理解の方向を確認することは重要だがむずかしい。
ただ、この勉強会も、本読んだ内容を自分の理解で話して、他の人の理解の意見も聞いて話すと本の理解が変わってくる。という事で、まさに、この読書会が大事だと最後盛り上がりました。
感想
野中先生の本はディスカッションすると盛り上がる内容が多いなと思いました。次回はエンジニアのためのドキュメントライティングです。
まだ、1/3程度しか読んでないので、しっかり読んでいきたいと思います。今日はありがとうございました。
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