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「スモールワールズ」

最近読んだ本
一穂ミチ先生の「スモールワールズ」

短編集。想像してたほっこりする物語ではなかった。
けど人の内面にあるもの、複雑な気持ちとか醜さとかが丁寧に描かれてる感じだった。
無理やりハッピーエンドにしないのが好きなポイント。少しモヤモヤを残してるのが考える余白を与えられてるような気がした。

人生いろいろあるって言うけど、自分は何の障害もなくここまで来てしまったから、そういう苦労とか悲しみがよくわからない。
人生グラフがあったらずっと直線に進んでる感じ。
本を読んで理解した気になってるようで、実は何も共感できない。それでいいのかな。

壁があるから成長するかと言われればそうでもないかもしれない。
けど、恵まれすぎてる。不安になる。

現状に不満はないし、むしろありがたいくらいいい環境だと思う。特に人に恵まれてるって感じる。それに甘えて自分のための努力を怠ってきたのかもしれない。

10年後とかにもっと努力しておけばよかったって後悔しそうな生き方してるかもと、この本を読んで初めて考えた。

まず、部屋の掃除とごろごろするのやめるとこからかな。


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