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「仮面」"エッセイ"

飾っていた。

偽って生きてきた。

しかも無意識に。


他人にこう思われたい。
他人にこう思って欲しくない。

だから好きでもないブランド物を身につけて
自分を飾っていた。
自分はこの自分が好きなんだと思い込んでいた。


無意識に、


SNSではアピールをしていた。

他人に良く思われたくて、他人に自分を見てほしくて、他人が反応しそうな場所や物の写真を撮る為に出掛けていた。

他人にセンスが良いと思われそうな物ばかりに金を使っていた。

他人に良く思われるような性格と人間性を演じていた。


とある日に不思議な夢を見た。

幼い頃の自分になった夢を。

楽しそうな物ばかり追いかけた。
知らない物には触れたり、嗅いだり、感じたりしてみた。

とても楽しかったが目を覚ました。

この夢きっかけで考え始めた。

今の自分は本当に自分なのか?
いつからこんな自分になってしまった?


本当にやりたい事、なりたい自分はなんだ?

他人の事ばかり気にしていたから自分がわからなくなってしまった。

知る限り、現代には自分と似たような他人の事ばかり気にしている人が溢れている。

それも無意識に、

人は他人の感情に依存している。

他人にどう思われるかを恐れて偽物の自分を演じている。



自分という仮面を外す勇気が私にはあるのだろうか?

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