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背中には 浪人 な私の彼

私には夏から連絡を取り合い、月に1回程度で会っている”彼”がいます。

“彼”はお付き合いしている『彼氏』ではありません。

さてそんな彼との3回目のデート(?)の日を8/29にセッティングしました。

2回目のデートは本当に行きたくなくて、11時からの予定を15時からにしたほど嫌だったのに、今回は数日前からこの日が楽しみでした。

もう駅に集まってカフェに行くのはたくさんだったので、今回は私の希望で図書館へ。

この頃台風10号が近づいていた影響で、私は気象に興味津々!!!(笑)
等圧線と天気図の読み方を知りたくて、私達が住んでいる隣の市の国内でも綺麗で有名な図書館に一緒に行きました。


集合した大きな駅から、図書館まで電車で30分

初めての2人での電車移動、私の感想は

この人電車乗れるんだ

でした。今まで2回のデートは彼は自転車で来ていたので、電車も乗れるんだなこの人、良かった^ ^
ってのが私の気持ちでした。

2人で横並びで座って、今までで1番物理的距離が近かったです。

さて、図書館について。

お昼に稲庭うどんを食べながら私の出張の話、彼の部活の大会の話、会わなかった期間の話を沢山しました。

この日はまだ8月、暑かったのかシャツを脱ごうともぞもぞしてる彼

👩🏻 どうしたの?脱がないの?
👨🏻 脱ぎたいんだけど、Tシャツがさ...笑

決まり悪そうに後ろを向いた彼の背中には

浪人

と立派に書かれていました。

浪人Tシャツは私に悪いと思う感覚はあるんだな。

👩🏻 暑いなら脱ぎなよ。浪人いいじゃん?

そう伝えると彼は苦笑いしてシャツを脱いで、このTシャツがハワイで出会った日本好きのサーフボード店の店主くれたものだと教えてくれました。
彼にとって大切で、だからそこお気に入りのTシャツなんだなと、私は心がぽかぽかしました。

彼におしゃれを求める事をしないと決めた私はもう浪人だろうが遊放人だろうがなんでもいいです。

ご飯を食べて、図書館に移動して、私が天気図と雲の本を真剣に呼んでいる隣で彼は象形文字の本を読んでいました。

2人でいるのに何も話さない。
2人でいるのに違うものを見ている。
でも時々、同じ本を覗き込んで一緒に笑う。

すごく心地のいい時間でした。

その後図書館の近くを散歩して帰りました。

人にすごく気を遣ってしまう性格の私、彼との時間は楽しかったけれど、私のやりたい事に付き合わせて嫌なんじゃないか、本当は飽きて帰りたいんじゃないか。そんな気持ちでモヤモヤしていました。

その日の夜にLINEで、

👩🏻今日、付き合ってくれてありがとう
👨🏻楽しかったよ
👩🏻本当、?
👨🏻うん
👩🏻わかんなくて  笑
👨🏻何してても楽しい

そんな会話から、今日彼が楽しめているか不安だった事、自分の気持ちを相手に伝えることが自分にとって難しい、こんなこと聞くの重いから嫌だと切々と伝えたら、

👨🏻自分が気にしなさすぎるから相手が何思ってるかなんか分かんないから、こうやって言葉にしてくれる方がいい

と一言。

常に淡々として、真っ直ぐな彼。

こんなぐちゃぐちゃして、取り留めもない他人の気持ちをぶつけられたら蔑ろにしたくなるんじゃないかって、私の彼のイメージはこの一件で、覆されました。

彼の言葉には表も裏もない。
彼の言葉なら真っ直ぐに受け取れる、受け取りたい。



そんな風に私の心を動かして彼は2日後、1週間の中国の旅に出ました。

▶︎▶︎続く と思う

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