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秋晴れのにぎやかなお祭り

結局、娘とお祭りに行くことを選んだ私は娘のバイト先まで娘を迎えに行き、お祭りへ行った。


娘の目当ては魚の競りだったらしいが、競り時間は終了していた。


でも、目の前にはこれぞお祭り!といった感じの屋台が、ズラリと並んでいた。

お祭り自体が久しぶりのような気がする。

一通り廻って、食べるものを決めた。

まずは娘。

棒に巻き付いたお好み焼きのようなものをチョイス。トッピングに、チーズを選んでいた。

そして、私はフライドポテトを頼んだ。

引き続き娘と食べ歩きを楽しんだ。

他にも、手作りコロッケや、あん入り餅なんかを買って廻った。


食べ歩きを続けていたら、手にゴミがかさばってきた。

捨てる場所があれば是非捨てたい。

しかし、どこにもゴミ箱か見当たらなかった。


ふと見ると、このお祭りの主催関係者の人がいる。

「ゴミ箱が、どこにあるか聞いてみようか?」と娘。

私はこういう時に聞くのが苦手なタイプだ。
聞くぐらいなら黙って持って帰る。

しかし、娘は、聞くタイプ。

ふと横を見ると、娘の足はもう、主催関係者さんの方へ向かっていた。

私も後をついて、行く。

娘「ゴミ箱はありますか?」

主催関係者「ありません。持って帰って下さい」

私は、このタンパクな受け応えに違和感を感じた。
お祭りを楽しみに来たお客さんに、もうちょっと言い方あるんじゃないかな…と。

なんにしても、ゴミ箱はないらしい。


ということで、持って帰る為、引き続きゴミを持ち歩いた。

廻りを見渡すと小さな子供連れの親子も沢山いた。
子供の世話に手を取られ、荷物も沢山持っている。
こんな中で、ゴミも持ち歩かなければならないのは、大変だろうと感じた。

それから、5メートルほど歩いた屋台のそばにゴミの分別スペースがあった。

やっぱりゴミ箱あるじゃない。

ゴミ箱がなければ持って帰ればいいだけのことだけど、ゴミ箱があるというだけで、ありがたい気持ちになった。

その場で、ゴミとはお別れし、空いた手には、あんこがしっぽまでたっぷり入ったたい焼きを買って帰った。



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