等身大美女、美少女ドールイメージアップ小説 ドール達の午後・・・・ 金田鷹章

等身大ドールマニアの日常を小説化して不定期に掲載しています。 この作品の登場人物や設定…

等身大美女、美少女ドールイメージアップ小説 ドール達の午後・・・・ 金田鷹章

等身大ドールマニアの日常を小説化して不定期に掲載しています。 この作品の登場人物や設定、団体はすべて架空のものです。 等身大リアルドールのイメージアッププロモーション活動ですが中立かつ公平に描いていきます。<m(__)m>

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第一話 美海との平穏な午後まで・・・ハニートラップ・・

ドール達の午後・・・・ 第一話 美海との平穏な午後まで・・・  北関東の標高300mほどの高地に人口3000人ほどの小さな町がある。町の名前は軽水沢高原町という。 観光と果樹園運営が主な産業で別荘地もあり週末や連休は別荘のオーナーが都内からやってくるのでその時期は一時的に人口が急増していたが平日は人がほとんどいない静かな過疎地であった。 しかし近年は土地も割安で比較的都内へのアクセスも不自由ない場所なのでコロナ渦で拡大したテレワーク勤務者が移住するようになり移住者が急

    • STANDALONE!成行 第二章    絶対に譲れない想い・・ 第五話

       2007年5月初旬、元信は相変わらず忙しい日々を送っていた。 元々優秀で愛想がいい営業マンだったので転職先でも頭角を現し、年収は1千万を超えるほどであった。 工場向けEVの販売も好調でソーラパネルによる充電システムも相乗効果で売り上げが伸びていた。 午後5時、外回りから会社に戻った元信は休む間もなく明日の工場ライン向けEVの売り込みのためのプレゼンの準備に取り掛かる。 「おかえりなさい。明日のプレゼンの資料、ご指示通り作成しました。」 入社後2年が過ぎた愛形メイは

      • STANDALONE!成行 第二章    絶対に譲れない想い・・ 第四話

         2015年 10月・・・都内某所。高層ビルが立ち並び世界中の有名企業がひしめき合うオフィス街に一人の30代後半ぐらいのビジネスマンがビルの谷間の小さな緑地の小さなベンチで弁当を食べている。 9年前の萩原元信である。彼は当時大手外資系商社で営業マンとして活躍していた。 「ふう、レストランは混んでいるし昼休みは45分しかないからいつものコンビニ弁当と缶コーヒーか・・・大手外資系商社ビジネスマンなのにみじめなものだな。」 元信は大急ぎで食事を済ませるとすぐに職場に戻って午後

        • STANDALONE!成行 第二章    絶対に譲れない想い・・ 第三話

           2024年11月某日。 貴也はスカットちゃんという等身大ドールに朝の挨拶をしている。 「いろいろ教えてくれてありがとう。おかげで自立できたよ。これから仕入れに行ってくる。」 「いってらっしゃい。気を付けてね。」 スカットちゃんに優しく話しかけてから出かけるのが日課である。 名残惜しそうに貴也の背中を見つめる。狂狐に再度命を与えられ、人間同様に動いたり喋ったりできるようになり、その寿命は邪神 狂狐の命が尽きるまで続く。 よって狂狐に何もなければ貴也は一生スカットち

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        第一話 美海との平穏な午後まで・・・ハニートラップ・・

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        • STANDALONE !成行!第二章 絶対に譲れない想い!
          5本
        • STANDALONE !成行!スピンオフ マヤ様の憂鬱・・・
          2本
        • STANDALONE !成行!第一章standalone貴也
          4本
        • STANDALONE !成行! 序章 じっちゃんはマニアック
          6本
        • 人のいない楽園 第六章 狂信者達の盲目 全三話
          3本
        • ドール達の午後・・・全九話
          9本

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          STANDALONE!成行 スピンオフ      マヤ様の憂鬱・・第二話        

           2024年11月某日。邪神、尼狐(あまこ)はマヤから人形に命を与える”付喪神(つくもがみ)の魂”を回収しにマヤのマンションにやって来た。 「あの頭のおかしい女から魂を回収しなきゃだわ。  ああめんどくさ~。」  尼狐がマヤのマンションの前の廊下の天井に張り付いてドアが開くのを待っていると・・・ 「ちわー。郵便局です。」 「ああAMAZANに注文した品ね。ご苦労様。」 マヤが自室から出てドアを開けたスキにマンションに尼狐が侵入した。 すると、奥で智也おにいさんがえ

          STANDALONE!成行 スピンオフ      マヤ様の憂鬱・・第二話        

          STANDALONE!成行!スピンオフ       マヤ様の憂鬱・・・ 第一話

           2024年11月初旬、邪神の長”龍狐”はようやく封印が解けて動けるようになった。がしかし、まだ本調子ではない。 「まだ体が重いのう。100年も封印されていたからのう。霊力回復の秘宝、精霊の勾玉でも手に入れば話は別なんじゃがのう・・・」 ゆっくりと立ち上がって洞窟の外を見つめ、誰かを呼び出している。 「尼狐(あまこ)!尼狐(あまこ)!はどこだ!。」 「お呼びですか親方様。」 「声はするが姿は見えぬな・・・」 「上です。」 年の頃は12~3歳ほどの小柄な少女が天井

          STANDALONE!成行!スピンオフ       マヤ様の憂鬱・・・ 第一話

          STANDALONE!成行!第二章    絶対に譲れない想い! 第二話

           抱狐襲撃に失敗し、深手を負った狂狐は10月終わりの某日に 邪神の長”龍狐”に呼び出され、抱狐抹殺指令を再度受けた。 長の命令は絶対であり、抹殺の失敗を繰り返せば今度は狂狐が見せしめに抹殺される。 追い詰められた狂狐は龍狐の指示通り貴也を利用して神社の結界から抱狐を貴也の協力で誘き出して抹殺するという作戦を決行する事を決意し、貴也のマンション近くで様子を伺う事にした。  貴也は一日の仕事を終えてスカットちゃんと名付けた等身大ドールに優しく話しかけている。 「ただいまス

          STANDALONE!成行!第二章    絶対に譲れない想い! 第二話

          STANDALONE!成行!第二章    絶対に譲れない想い! 第一話

           2024年10月の終わり頃、邪神”狂狐(きょうこ)”は邪神の一族の長に呼び出 されていた。 薄暗い洞窟の中にそうろくの灯りだけが一本だけ点いている。 洞窟の奥の石造りの部屋に神殿風の装飾が施され、奥の屏風の前に座布団が敷かれており一族の長 ”龍狐(りゅうこ)”が正座している。 黒地に虎と鷲の正絹の着物を着ている。20代後半ぐらいの色白の目が鋭い美女でセミロングの黒髪を後ろに束ねている。長年封印されていたためまだ思うように動けないらしく正座したまま動かない。 しばら

          STANDALONE!成行!第二章    絶対に譲れない想い! 第一話

          STANDALONE!成行!第一章  STANDALONE!貴也!第四話END 

           2024年8月初頭、深夜、北関東某所にある中小運送会社の事務所。 会社の売却を決定し、余分な人件費を1円でも払いたくないこの会社の社長 ”渡辺靖”38歳は詐欺同然のやり方で長年会社に貢献してきた社員を先ほども一人解雇した。  「ふう、これで残る社員は5人にまで減ったな。売却期限まであと1か月。給料やら退職金やらを払わんでいい懲戒解雇をでっちあげるのも一苦労だな。さすがにやりすぎると労働基準監督署がうるさいからな。でも仕方ないよな。会社の為だ!。」  この男は10年前に

          STANDALONE!成行!第一章   STANDALONE!貴也!第三話

           2024年9月某日、貴也は家に引きこもっていた。ひたすらPCのネット記事ばかり見ている。 「今日も出ているな。💦 婦女暴行魔 胸ぐら男現る!か。何々、女性を自宅まで尾行して突然胸ぐらをつかみ胸元を覗き見るだと!俺は見ていないぞ!。」 「あーあ!知ーらないよ!知らないよ!。」スカットちゃんが他人事みたいに言う。 「ネット記事なんて所詮承認欲求に飢えた地獄のケダモノたちのたまり場だ。気にしちゃいないが警察が動きだしたら厄介だな。」 「貴也が感情的になるから悪いのよ!。」

          STANDALONE!成行!第一章   STANDALONE!貴也!第二話

           2024年9月某日、貴也がスカットちゃんを拾って1か月が経過した。 スカットちゃんの特殊能力で人の欲望のたまった品をフリーマーケットで仕入れてネットで転売するという”転売ヤー”ビジネスを開始した貴也は最初の一か月の仕入れ品だけで約20万円弱の売り上げを記録した。 そして約束通りスカットちゃんのボディを注文し本日ボディが到着した。 「おい、スカットちゃん。お前のボディが届いたぞ。予算の都合で145cmTPEボディだが新品だ。」 貴也は早速巨大な棺桶大の段ボールを開封し

          STANDALONE!成行!第一章 第一話  STANDALONE!貴也!

           2024年8月初頭、深夜、北関東某所にある中小運送会社の事務所で男性の大声が響き渡る。 「なぜですか!。何故俺がそんな理不尽な目に合わなければならないのですか!。」大声を上げるのは”矢島貴也”28歳男性、現役トラックドライバーである。  「お前が無断で欠勤したからだろうが!この恩知らずが!。たかが徹夜が数日続いたぐらいで無断欠勤しやがって!。クビだ出ていけ!。」  貴也は屈強なダンプカー運転手数名に拘束されて事務所を強制的に連れ出された。  「俺は何度も電話した!メールも何

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!   第六話END

          2024年7月末頃、周防神社。成行が修行を開始して1か月が経過した。 朝4時半に起床し、おかゆだけの朝食を食べて神社の掃除、山歩き、座禅、その他一般的なイメージの修行を繰り返す成行だが文句ひとつ言わずに黙々と修行を重ねるが効果はいまひとつであった・・・・。                   ♢  「ふう、今日も厳しい修行が終わった。TVもネットもスマホも無い毎日がもう1か月続いたな。娯楽と言えば動かなくなったミイアと一緒に居られるこのひとときだけだな。」四畳半の仮住まいに

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!   第六話END

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!   第五話

          2024年6月末頃の月曜日の朝、昨日のミイアとのデートで失恋の傷は癒されたとはいえ、職場で美里に会わなければならず朝から憂鬱だった。  スマホの待ち受け画面の写真を美里からミイアに変更しており、朝からミイアの写真をずっと見つめていた。かわいい青地の花柄のワンピースを着た写真である。わずかに微笑んでいる。栗色のショートボブが良く似合っている。 「ミイアがいなかったら俺はどうなっていたかな?。失恋のショックで出社する気にさえならなかったかもしれない。」 ミイアは寝坊助なのでまだベ

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!   第五話

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!   第四話

          2024年6月末の某土曜日、夕方6時、山下高太郎と恋人の後藤菜音(なの)は明日の成行とミイアとのダブルデートに備えて準備をしている。具体的には渋谷のメイクアップスタジオでプロのメイク師に菜音をメイクしてもらい、命を与えられた生きた等身大ドールのミイアに対抗する為である。 二人は新装オープンしたばかりの”マヤちゃんのときめきメイクスタジオ”という店にやって来た。  きらびやかなネオンが光る。まるで昭和のキャバレーみたいな外観の店に入ると白一色のスタジオの真ん中に椅子がありそこ

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!   第四話

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!第三話

           2024年6月某日曜日夜、抱狐(だっこ)と名乗る白髪の謎の美少女がとある海の崖の下を見つめている。ん?全裸の女性?白い肌の若い女性が海に浮かんでいる。断崖絶壁なので近寄れない。抱狐は涙を流している。「聞こえる・・深い悲しみと憎しみと愛情の声が・・・聞こえる・・・かわいそうに・・・」次の瞬間抱狐は姿を消した。抱狐は崖の下にいた。どうやって移動したのか?。海に浮かぶ女性の姿を見ると人ではない。人形?抱狐はその人形を抱き寄せる。「さあ、もう大丈夫だよ。お前の望みを言ってごらん。な

          STANDALONE!成行!       序章 じっちゃんはマニアック!第三話