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【エッセイ】表裏一体

“寂しがり屋の1人好き”
自分にピッタリの言葉だと思う

中2病、青い鳥症候群、妄想癖...色んな微妙な特性が僕の側面に、知らぬ間に、こびり付いてると思われるが、精神的支柱は、多分、ここにあるのだと今は認めることができる

これまでも、親友に昔から「異常なほどの寂しがり屋」と、からかわれていたが、あまり腑に落ちていなかった

寂しがり屋な人間がずっと独り身で居る?
寂しがり屋な人間が1人で酒を飲む?
寂しがり屋な人間が携帯を何度も辞めたりする?

そう心の中で反論していた

しかし、最近、気付いた事があった

表裏一体...
裏を返せば、寂しいから1人になるのだ

例えば、人恋しくなって、1人では持ちきれない時間に誰かに会いに行く

軽い近況報告の後、心の繋がりに期待する

だけど、会った人はスマホばっかりイジってる
今、ここに誰と居るの?と聞きたくなる

自分の愚痴や不満や悪口ばかり出てくる
聞き流せない人間だから、笑うために会いに行ったのに沈んだ気持ちになって来る

だったら1人でいる方が寂しくないような気になって、すぐにその場から帰りたくなる

誰と居ても何をしてても、その繰り返しだ

そして、やり場のない矛盾し合った寂しさを映すように、音楽の中、映画の中、本の中に「君だけじゃないよ」と語りかけてくれる、そんな誰かをいつも探してるような気がする

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