【エッセイ】熊出没注意
毎日、ランニングをしている距離を車で走らせて測ってみた
片道2.2km
往復で4.4kmという事になる
この距離が多いか少ないかの距離感は、人それぞれであるだろうが、自分としては、せめて5kmぐらいは欲しかった
本当はもう少し走る距離を伸ばしたいのだが、その先を行けば、通称、熊ロードと呼ばれる山中の道の中に入って行くことになる
地元の人なら誰でも知ってる話だが、テレビやニュースで取り沙汰される熊出没の知らせは、通報したモノのみが取り上げられる
通報したらしたで、地元の警察や消防、あらゆる関係者の聴取に時間を取られるために、熊を見つけても通報する人は自分の周りにはほとんどいない
これが本当の実態だ
だけど、猛暑で山の食料がなくなり、仕方なく生きるために人里に下りてくる熊たちを一体、誰が裁けるというのだろうか
かつてのこの国でも、ニホンオオカミが人間の都合で駆除され続けて絶滅した
次に犠牲になるのは、熊だという事なのだろうか
そもそも温暖化の原因を作ったのは、果たして誰なのか
“地球は人間のモノではない”
誰もが忘れかけている言葉だと思わされる
その根底を中心に置いて入念に見直しながら、今後の対策を練ってほしいものだ
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