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ギターと珈琲

ギターの掠れた様な音の中に重厚感を感じるそんな所が好きだ。人の声と同じように何重にも聞こえるときもあれば、時の流れに寄り添うようなゆったりとしたメロディを奏でる時もある。

私は友人とジャズバンドを組んでいる。担当するのはアコースティックギターだ。だが偶にピアノも弾くし歌も歌う。2人のユニットバンドであるため難しいルールなど無い。

今日は1月の本番に向けて、old jazzに分類される?「moanin」の練習をした。弾き方が悪いとゔぃーんっと間抜けな音になり、上手に音を出せるとジャーンっと気取った様な音が出る。まだまだ初心者であるが、その小さな1歩でさえも楽しい。

日が上りきり朝冷えの空気も温められた頃、ケニア産の浅煎りコーヒーにトンカ豆を少し削って、豆を挽く。今日はいつものご褒美である。“お疲れ様、いつも偉い!”ほら勤労感謝の日で祝日なのだから。そんな言い訳を考えながら笑みを零した。トンカ豆の甘くて上品な香りに苦味の中に感じる酸味とカップから伝わる温かさ。先日のチョコレートと共にひと時の休憩タイムを楽しんだ。時間がゆったりと流れている。


今日も穏やかで幸せな1日。

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