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LAXワイン事件

◆LAXワイン事(2009年くらいの話です)

7月28日、成田に16時過ぎに到着し、
福岡に着いたのが20時くらい・・・
ワイフが空港まで迎えに来ていました。

LAから帰りにUAの便の中で読んだ朝日新聞に、
福岡で大雨! 九州道土砂崩れ!
という記事があり、ビックリしました。

福岡空港から太宰府インターに出ますと
「災害発生通行止」という大きな看板が出ていました。

熊本方面は通行出来たのですが、北九州方面は
のることが出来ない状況でした。

自宅に着いたのが23時・・・
子どもたちは放心状態でしたが、
それからお風呂に入って、ご飯を食べて
女房とアキ坊は3時まで話をしていたそうです。

実は、LAX空港で信じられないショックなことが
ありました・・・(涙)

あのサンタ・バーバラでの美味しいワインとの出会いがあり、あのワインを日本で飲むのがとても楽しみでした。

LAX空港でバゲッジを預ける際、何の不安も無く
お願いしますと、
担当の女性に
「中は何?」と聞かれ
「赤ワインだよ、サンタバーバラで買ったんだけど、すごいグッド!」
すると彼女は、
「オーノー!」
と言いながら、カッターでテープを切り、
箱を開けて
「オーマイガー!」
他のスタッフも集まってきまして
「オーマイガー!!」
何が「オーマイガー!」なのか、最初はサッパリ意味が分からなかったのですが、
よく聞いてみますと、ワインを持ち込む場合は、1本づつ厳重な梱包
(指定の箱があるようです)が必要で、しかしそのような箱は空港には用意が無くて、運送業者を訪ね、やってもらうしかないとのこと。

これからそれをやっていたら、予定の便には乗れなくなるので誰かに取りにきてもらうか、捨てるかしか方法は無い!
というのです。

あんまり頭にきたので、日本語が分かるスタッフを呼んで欲しい!
と頼みますと、「OK!」
と、しかし 電話での対応でした。

更に頭にきました。
「あなたはアメリカの法に対して違法なことをやっている!」
みたいな話しになり、これ以上どうしようもないと思いました。

その後、他のバゲッジだけを預け、

どこかこのワインを預かってもらって、取りにきてもらうことは出来ないのか?
ということもしつこく聞いたのですが
答えは
『ノー!!!』でした。

テロ対策で、荷物を預かるということに
非常に敏感になっているようです。
チェックインの複雑な手続き(自動チェックイン機しか無い)
丁寧に教えてくれた男性スタッフのところへ行き
「さっきのやり取りを見て知っていると思うけど、そういうことでこの素晴らしいワインは、どうも日本へ持って帰ることが難しい状況になったようだ。それで、あなたにプレゼントするから飲んでちょうだい!」
と言いますと、彼は飛び上がって喜び、
サンキュー!を10回くらい連呼していました。

その彼は、我々をゲート入口まで丁重に案内してくれまして
もう一度「サンキューベリーマッチ!」と
深く頭を下げていました。

まあ、一人不幸になりましたが、一人ハッピーになったので、いいか・・・
みたいな感じです。

チビたちは、突然パパに訪れた不幸に対して
どうやってパパを慰めようか、真剣に考えてくれたようです。

真央は、その後
「パパ、機内で使う枕をウチが買ってやるけん、ゲンキ出し!」
と、マクラを買ってくれました。

あの赤ワインの味が忘れられないので、
ネットで調べて送ってもらおうかと思っています。

まあ、今回の旅行の中で 失敗はこれだけだった
と思いますので、良かった!
と思うようにします。

よろしければサポートをお願いします。 いただいたサポートで「タコハイ」を買いたいと思います!サンキュー!!