九州北部豪雨から12年
2012年7月11日から14日にかけて、対馬海峡から朝鮮半島(韓国南部付近)に停滞する梅雨前線の南側に位置する九州北部に、東シナ海から暖かく湿った空気が流れ込み、発達した雨雲が次々と連なる線状降水帯が発生した。このうち12日未明から朝にかけては、熊本県の熊本地方と阿蘇地方、大分県西部で猛烈な雨が続き、熊本県阿蘇市阿蘇乙姫で12日1時から7時までの6時間に459.5ミリの雨量を観測する記録的豪雨となった。13日には佐賀県と福岡県を中心に、14日には福岡県と大分県を中心に大雨となった。
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【ササピー】
今年もこの時期九州では連日雨が降っている。
それも、線状降水帯の影響で、短時間に局所に集中的な雨である。
四国松山では、土砂崩れで甚大な被害が出ている。
西日本は、まだまだ予断を許さない!
下記の画像は、2012年の九州北部豪雨で床上浸水した、当時暮らしていた阿蘇市三久保のアパートである。
朝5時前くらいに防災電話が発報、ものすごい音で目がさめた。
家族4人手を繋いで、とりあえずセブンイレブンに避難した。
水は、ひざ近くまで来ていて、道路は川と化していた。
車は、屋根まで水に浸かっている。いかに短時間に激しい雨が降ったのかが分かる。
室内も床上90センチほど水があがり、全ての家具、家電、ピアノ、そして車2台を失った。
1ヵ月間、人生で初めて避難所で暮らした。
1時間雨量が30ミリというのは、傘が役に立たないくらいの土砂降りである。
その倍以上の雨が6時間連続で降るということが現実に起こったのだ。
おまけに阿蘇は、カルデラと言って、周りを山に囲まれたすり鉢状の地形である。
山に降った雨も、凄い勢いで阿蘇に集まって来たわけである。
阿蘇は、カルデラ湖のようになった!
そして、その4年後には、熊本・大分地震という災害にも遭遇した。
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