「50歳無職の男性」が職業訓練校で見せた「最悪の行為」…28年間引きこもった中年男性の「悲しすぎる末路」
みなさん、こんにちは☀️或いはこんばんは🌉
金嬢です✨
私は以前に精神障害者施設で訓練の指導員しており、統合失調症の方や高次脳機能障害の方などを相手にしていた事があるのですが、今回紹介する記事の男性の方は社会経験が乏しくて自意識が肥大しており、何事にも他責的な傾向があって何かしらの障害を感じますね🧐
記事要約
➡️『相談者は無職歴28年の50歳男性
待ち合わせ場所に現れたのは、インパクトの強いドクロのロゴマークが特徴的な服装に身を包んだ中年の男性、佐藤啓介さん(50歳、仮名[以下同])だった。
「30年近くニートやってたんですけど、先月父親が死んで……。母親もいつか死ぬんだなと気づいたら、自分の老後が心配になったんですよね」
話を聞いてみると、無職歴は28年。大学を卒業後に一般企業に就職するも、協調性欠如を理由に数ヵ月で解雇。同僚や上司たちの話は聞かず、会議や取引先との打ち合わせによく遅刻していたという。
それから現在に至るまで両親の元で暮らしていた。
親が定年退職した後も、その年金で一緒に生活していたという。父親が逝去したことで、「親はいずれいなくなる」という事実に気が付いたと佐藤さんは話す。
「安定を目指すなら正社員じゃないですか。だから、できればどこかの会社に正規社員として入社したいんですよね。自分は、コミュニケーション能力はあると思うので、それさえ分かってもらえれば、どこの企業にも受け入れてもらえそうな気がするんですけど」
佐藤さんとのカウンセリングを通し、筆者が気づいたのは、年齢やその風貌にそぐわない、話している内容の幼稚さだった。
自分の置かれている状況を冷静に判断できていなかった。
社会人としての経験がほとんどないまま中年を迎えた佐藤さんは、精神年齢が20代前半でストップしてしまっていると感じた。言動や服装などから、その様子は十分見て取れる。佐藤さん自身、「正社員に就きたい」という希望が強かったこともあり、筆者はまずは職業訓練の道を提案。社会人としての基礎や能力、基本的なマナー等を身につけることが先決だと判断した。
職業訓練校とは、都道府県などから委託され設置され、求職者が必要なスキルや知識を身につけるための訓練を行ってくれる。短期か長期や、目的によってコースが分かれており、また要件を満たせば、お金をもらいながら通うことができるところもある。
佐藤さんと共に職業訓練校を見学したところ、運よく本人が気に入ったコースに空きがあり、申し込み後、間もなく正式に訓練生としての生活がスタートした。
コースの期間は1年。本人は「やってやる!」と意気込んでいたこともあり、やる気はあるようだった。
しかし、訓練生としての新しい生活は、直後からさまざまな問題を引き起こす「トラブルメーカー」として、他の訓練生や職員を悩ませることとなる。
記事要約
➡️『「かなり問題を抱えた訓練生ですね……」
佐藤さんの担当である職員から、このような報告を受けた。
わけを聞いてみると、佐藤さんの日々の生活ぶりが著しくよくない、評価できないとのことだった。
まず、訓練時間への遅刻・無断欠席が多い。
職業訓練校はやむを得ない事情がある場合は除き、出席率が8割を切ると退校処分となる。また、3回の遅刻は欠席1回の扱いだ。
佐藤さんの出席率は、入校間もない時期とは思えないほどに低く、入校から2週間ですでに遅刻を4回、無断欠席は2回だった。
佐藤さんの問題行動はこれだけにとどまらず、年下の訓練担当者に対する威圧的な態度も見られたという。
実際、佐藤さんよりも年齢の若い職員が遅刻や欠席について指摘をすると、酷く逆上していたというのだ。
「俺の税金で生活してるくせに、偉そうなこと言うなよ」
「お前年下なんだろ? 年上を敬うことも知らねーのかよ」
威圧的な態度で不用意な発言をあらゆる方面に発していた。
佐藤さんの凄まじい剣幕に、委縮してしまう職員も少なくなかった。
佐藤さんの訓練校での生活態度はお世辞に良いとは言えず、入校からわずか1ヵ月足らずで、職員の間では「退校」のワードが上がるほどだった。
他の訓練生にも迷惑行為を重ねる
他にもさまざまな迷惑行動が見られたが、とくに問題視されたのが、他の訓練生に対する行為だった。
佐藤さんは、同じ訓練校に通う20代や30代の複数の女性に、しきりに声をかけては、しつこく連絡先を聞きだそうとしていたというのだ。
佐藤さんを知る別の訓練生(20代男性)によると、
「佐藤さんは、訓練校のコースがスタートした初日から、やたらと女性の近くにいましたね。女性同士で話しているところに、むりやり相槌を入れながら入り込むようなことも多く、女性たちには最初の段階でだいぶ嫌われていました。
入校から数日経った頃、可愛い雰囲気の女性を中心に連絡先を聞くようになっていきました。ただ、応じてくれた女性はいないみたいで、断られて逆切れしていたところも見たことがあります」
佐藤さんは自分よりも一回りも二回りも年下の女性に連絡先の交換を迫り、断られるたびに、佐藤さんは「お高く止まってんじゃねー」と、逆上していた。
後日、佐藤さんとの面談を行い、職業訓練校での問題行動について本人に聞いてみると、呆れた答えが返ってきた。
「いや、別に俺に問題があるわけではなく、周りがおかしいんですよ。年上の人間に意見するとか、社会ではまずありえないことじゃないですか。会社であれば、部下が上司を注意するなんて、見たことないでしょ?
それに、女性に連絡先を聞くことだって、別に悪いことではない。しつこく聞いているわけではないし、どこに出会いがあるか分からないんだから、積極的になりたいっていう気持ちは当然だと思うんですけどね」
悪いのは自分ではない、というスタンスを崩すことなくその後も変わらず周囲に迷惑をかける訓練生としての日々が続いた。
しかし、そんな問題のある訓練生を職業訓練校も許容できるはずがなく、佐藤さんは入校からわずか3ヵ月でハローワーク職員との面談で退校処分の可能性を切り出されることとなった。
現在の状態が続くようでは、このまま職業訓練を継続することは困難になるとの話を受け、佐藤さんの暴走は一時期落ち着いたそう。
このまま平穏に職業訓練校での生活が続くと思われたのだが……。
わずか半年で自主退校に
入校から半年が経った頃、突然佐藤さんから連絡があった。
「あんな訓練校、辞めてやった」
声だけでも、怒りに震えているのが分かるほど、佐藤さんは興奮している様子だった。
話を聞くと、落ち着いて訓練校に通っていたのは、ほんのわずかな期間だったようだ。
以前のように、遅刻や無断欠席を繰り返す、注意する職員に逆上する、他の女性に連絡先の交換を迫る、受講中にスマホやタブレットで動画を視聴する……など、やりたい放題の生活に戻ったところ、他の訓練生や職員などから訓練生としての態度が悪すぎるとの指摘があったのだそう。
佐藤さんはその指摘に逆上し、「辞めてやる!」と啖呵を切ったのだという。
「あんな年下の奴らに注意されるなんて我慢ならない。年上を敬うことができないし、頭が固くて許容範囲も狭い。正直、俺も居心地悪いなって思ってたところだから、ちょうど良かったですよ」
コース期間は1年であったが、わずか半年で退校する形となった。
最後まで自分の非を認めることはなかった佐藤さん。
もう少し早く、若い時期に職業訓練の道を進んでいたら、また違った結果となっていたのだろうか。
30社に応募するもいまだ不採用の連続
自主退校から1ヵ月、佐藤さんは仕事探しをしているものの、いまだ不採用であるという。
応募した数はすでに30社。かなりハイペースで就職活動をしているようだが、なかなか仕事が見つからず、苦しい戦いとなっているようだった。
「まあ、とりあえずどこかに就ければいいかなって思ってるだけなんで、警備員とか清掃員とか、誰でもできそうな仕事を中心に複数応募している感じですね」
長年ニート・無職の生活を続けてきた人は、就職活動にハードルの高さを感じ、思うように行動できないことが多い中、凄まじい行動力は、佐藤さんにとって不幸中の幸いといったところか。
その行動力で、社会人としてのスタートを切れるよう、キャリアコンサルタントとして今後もサポートをしていきたい。
いやぁ、中々強烈なケースですね😣
ケースワーカーの方の苦労を察します😓
最後の『キャリアコンサルタントとして今後もサポートをしていきたい。』という言葉に感銘を受けますね🥺
私なら匙を投げたいです💦
人にもよりますが精神障害者の方で「他者からどう見られているのか」という視点が絶望的に出来てない人が多いです😱
上記の記事の様なケースで無くても、この客観的な視点を持ててない人は40代でも50代でも沢山いますね・・・・
私自身、意識して気をつけている事です
そういしないと人間自分本位になりがちですからね💦
上記の様な人の場合、就職はおろか職業訓練校に行く段階ですら無く、精神科に通院しカウンセリングや薬を処方してもらい、必要であれば入院もして、まずは自身を自制する事から始めないと厳しい気がしますね💦
私もケースワーカーをしていた時、暴言暴力の酷い方もいて苦労しました😓
そう言った方は結局のところ、真面目に訓練などは受けず自治体のサービスを無駄に使っておしまいですから💦💦
精神の障害の中でも易怒性のある方は、就労継続支援B型施設も、このご時世厳しいですね💦
最後まで、ご覧頂きありがとうございました😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?