なすとみょうがのあれ
ゴールデンウィークを前に故郷へ帰ってきました。食卓には、普段の自分では作らないものが並び、そういえばよくここの食卓で目にしていたかも、と思う料理がありました。
なすとみょうがの麺つゆ和え
大人になって食べるようになった食材の一つがなす。なぜ今まで食べなかったかというと、小学校のキャンプでなすのお味噌汁を作ることになり、その時私は味噌汁の具になすが入ったものを初めてみたのです。食べたことないものは食べられない、というとんでもなく偏食な子供だったわけです。
栄養のコスパ
栄養の勉強をしてからは、コスパを考えるようになりました。おいしい×低価格×栄養価。
それでいくと、なすはほとんどが水分なので、栄養は期待低い評価のため、なすは、「おいしい」と「栄養価」の評価が下がり、なすを食べる優先順位は低くほとんどほぼ食べてこなかったのです。
「なす、おいしいよ」の声に誘われて
だいぶ大人なり、もはやそこまで頑なに「嫌」ではないのですが、今まで食べてきていないから、注文をすることもありません。そんな私の背中を押したのは、中華料理店主の「なす、おいしいよ」の一言。
味付け次第でおいしいじゃないか…。
水分しかなくてもいいじゃないか…。
嫌いだと思っていた人の違う一面をみて、なんだか好きになってしまう、あの感覚に似ています。
汗ばむ日もでてくると水分がほしくなります。年とともに体は水分が失われていきます。
ああ、年とともに体がなすを欲し、おいしく感じているんだなぁ。
なすとみょうがのあれ
家庭で作る名前もない和えもの。
昔は、なすの皮を焼いて熱いうちにむいて…という大変な手間をかけていたはず。その頃はなすのおいしさに気づかず食べていなかったことを今さら残念に思います。今はその手間を省き皮付きのままレンチン。
便利になり、栄養価もアップ。夏になると食べたくなる初夏の味です。
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