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攻防戦

訪問介護の仕事をしているB黒です。
この暑い時期になると、必ずご利用者といくつかの攻防戦が始まります…

①エアコン

異常気象もあって年々酷くなる暑さ。ご利用者の方々は
「昔と変わらない」「エアコン使うと電気代が高くなる」…などなど、とにかくエアコンの使用を渋る。平屋だと風通しがよかったりもするが、現在の気候には勝てず生ぬるい風しか通らないことが多い。
エアコンがかかっていない上に窓を閉め切った室内はサウナと化している。

炎天下の中、電動自転車を走らせても涼めない。そこで、ご利用者と交渉をする。
私「ヘルパーがいる間はエアコンをつけてほしいです。」
利「えー、そんなに暑くないよー。」
私「いや、私が倒れます。冗談抜きに(真顔)。これだけ汗かいてて体も火照ています。お願いします…!!!!
利「わ、わかった…」
こんな感じでなんとかつけていただいているのが現状(それでもつけてくれない方もいる…)。

やっかいなのが、汗を掻いていても高齢の方は感覚が鈍り気づきにくい。
汗で濡れた服で冷たさや寒さを感じる⇒厚着や暖房つけないと!!   
となってしまう。
訪問すると真夏なのに冬物の衣類を重ねて着ていたりすることもあるので、その時は即エアコンON+半袖に着替えていただく。水分補給も促すのだが、これがスムーズにいかないのである…

②水分補給

「そんなに喉乾いてない」
「トイレ近くなるから嫌だ」
「いま飲んだから大丈夫(たいてい飲んでいない)」
などなど、飲みたくない理由を話すご利用者に対し、「この暑さは昔と違うので、少しずつ飲むのが大切なんです」と何とか飲んでもらいたい私との闘いが始まる。

暑い時期にはスポーツドリンクや経口補水液も飲んでほしいけれど、甘いのが受け付けない方が多い。
「せめて一口だけ、私がいる間に飲んでほしいです」とお願いして、なんとか飲んでもらう。スポドリの甘いのが苦手な方には水で薄めて出すこともある。
利「あれ、なんか水なのに甘いような…?」
私「気のせいじゃないですか~?(バレないで!!)
と、内心ヒヤヒヤしながら飲んでくれるのを見守る。

麦茶や急須の温かいお茶が好みの方にはそれを飲んでいただいている。認知症の方は忘れてしまうので、適宜促していくことがとても大切!!
ちなみに、「お酒が水分だ」と言い張る方もいるんだけど、、、

お酒は水分じゃありません!!!!


今年の暑さは去年よりも蒸し暑く、お天気も熱帯雨林の様に急変することが多くて、私自身も体調に気を付けないとなぁと思っています。
そして、かかわるご利用者の方々が何事もなくこの猛暑を乗り越えてほしいです…。救急車の搬送は避けたい…。

皆様もお体に気を付けて!!







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