子育てを体験している話
私は子供の頃から漠然と、
「私はきっと、20代で結婚して子供を授かっているんだろうな」と思っていました。
学生の頃も友人と当然のように「子供は男の子がいい?女の子がいい?」みたいな話をしていましたし。
ところがどっこい、子供どころかまさか今も独り身だなんて。
あの頃の私が知ったら、、ショックのあまり膝から崩れ落ちて、20歳くらいから婚活を始めると思います。笑
子供は好きですし漠然といつかと思っていましたが、学生の頃のイメージではなくて大人になった今の私は
「本当に命を授かり、子供を育てたいのか」
「自分はこれからパートナーや家族などに関して、共にどんな人生を過ごしたいのか」
改めて現実的に考えるようになりました。
そして、
「子供が好き」という気持ちと「いつか」を実際に体験してみたい気持ちが相まって、
私は今年から、東京都の区が行っている『地域の子育てサポート』に登録し、実際に子育てをお手伝いする事にしました。
私がサポートさせていただいているのは、近所に住んでいる5歳の女の子のゆうかちゃん。
週に3日、朝7時から私の家で預かり8時に保育園へ送っていく役目です。
ゆうかちゃんとの時間は子育てと言える程でもないくらい短時間ですが、なかなか貴重な体験をしています。
私は仕事が終わるのが深夜になることもありますが、たとえ朝4時に寝ても、ゆうかちゃんのお世話の7時スタートは変わらないので、自分の「睡眠」も「お風呂」も「朝ごはん」よりも、ゆうかちゃん優先。
子育てをしている人の「自分の事は後回し」と言っていた言葉の意味が少し分かった気がします。
ゆうかちゃんは、その日の機嫌で言動が全然違ったり。かと思えば大人な口調で「色々準備して、遊んでもらって、有難いなぁ〜」としみじみと言ってくれたりします笑。
子育てサポートをしてみて、自分が子供を育てたいかどうかの気持ちの変化はまだ無いですが、間違いなく分かったことがあります。それは、
‘‘子供のためなら寝不足でも起きれるし、思っていたよりも動ける!’’
自分の為には頑張れないことでも、誰かのためなら頑張れるものなんだな、と実感しています。
人の力って不思議ですね。
今まで知らなかった自分の力を知りました。
そして、ふと思うのです。
私自身も、こうやって親が自分の為なら出せない力を私の為なら頑張れて育ててくれたんだな、と。
そしてまた私の両親も同じように祖父母にそんな風に育ててもらった。
その祖父母も。
ご先祖様から、今までずっと "この子の為に" と動いてくれたから、命が繋がってきたんですね。
これから出会う、自分のパートナーも、そんな風に、誰かが自分よりも大切に思い、育ててもらって生きている人なんでしょう。
なんて尊い、、、。笑
その気持ちを心に留めて、これから出会う人を大切に思います。
そして、これからしばらく私なりにゆうかちゃんの日々をお手伝いし、共に過ごす時間を楽しみたいと思います。
ゆうかちゃん、いつも大切なことを教えてくれてありがとう。
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