工場見える化取り組み
はじめに
前回の記事で後継者不足解消への1stステップを『見える化』に設定しました。
そこで、見える化の意義や具体的な取り組みを記載してみます。
見える化とは
ここでは、『製造業の業務フローの全ての最新情報が誰でも見ればわかる状態にすること』『そのデータを元に分析を行い意味合いを見つけること』と定義する。
製造業の業務フローを顧客管理、見積、受発注、材料管理、金型管理、副資材管理、生産計画、生産進捗管理、製品管理、品質管理、出荷管理とする。
意義
見える化がもたらす恩恵を順に記載する。
見える化実現
作業効率可視化
数値に基づく目標設定&評価が可能に
作業効率改善≒価格競争力向上→利益率向上
属人化解消→作業標準化(がしやすくなる)
業務分担が可能に
作業負荷調整や引継コスト低減
就労寿命長期化
透明性のある評価制度確立、企業利益率向上、就労寿命長期化により、若手採用から育成までを実現可能とし、問題の解決につながると考える。
また、業務分担の実現で負荷が集中している社長が今までと違う時間を取ることが出来るので、新規営業/新規事業等で売上や利益を増やすことも可能となる。
作業効率改善とは
『作業効率改善 = 無駄をなくす + スピードを上げる(工場稼働時間は変えない場合)』と考える。
見える化でなくせる無駄
下記は見える化を軸としたオペレーション構築で改善が可能
確認の無駄
納期対応可否は◯◯さんに聞かないとわからない
材料や製品の在庫量は現場にいかないとわからない
探索の無駄
見積書や注文書がすぐ見つからない
金型や在庫がすぐ見つからない
漏れによる無駄
材料発注漏れによる緊急対応工数
見える化で上げられるスピードとは
下記は見える化を起点とした評価制度構築で改善が可能
作業順序や手順の変更によるスピードup
同一作業方法での頑張りによるスピードup
取り組み
①インプットを整理し、②アウトプットを作ることで分析を行い、③競争力向上を目指す。
インプット
マスターデータ作成
受発注インプットルール作成
生産計画インプットルール作成
現場加工日報の電子化
アウトプット
見える化(分析なし)
在庫量
生産計画
金型保管場所
出荷計画 など
見える化(分析あり)
不具合(工程、内容ごと)
社内不具合
顧客流出不具合
施策 from アウトプット
生産性向上による人事評価制度
アイデアや頑張りを数値で可視化
評価対象とすることでモチベ醸成
不具合削減による人事評価制度
不具合やそれによる見えないコストを可視化
社内の不良
材料費、人件費削減効果を評価
社外流出の不良
顧客満足度への貢献を評価
各種インプット手順書作成→業務標準化→業務分担
業務範囲拡大による人事評価制度
競争力向上を源泉とした新規取組
新規営業、規模拡大など
最後に
長々と失礼致しました。
弊社ではスプレッドシートなど無料で出来る改善から進めております!
中小企業の後継として、一緒に頑張れる仲間や同業の仲間を探しております!!
ぜひ情報交換や協業などお話しさせて下さい。
コメント等、お待ちしております!
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