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ヒエラルキーからの転落


これは僕が中学生の時に体験した
話しだ。

では書いていく。

昔から仲良かった友達がいた。
幼稚園の時には仲良くなって。
一緒に遊ぶようになり

小学校でもずっと、楽しく遊んでいた。

僕からしたら幼馴染だ。

そんな仲良かった幼馴染は
家庭環境も複雑で
小学校6年生くらいには
グレ始めた。

そんなもんだから
周りの同級生は彼とは
表面上は仲良くしていたけど
怖がっていたと思う。

僕はずっと仲良かったので
あんまり、そのへんの偏見もなく
ずっと一緒に遊んでいた。


幼馴染の影響もあり
小学生としては、どうかしてると
思うが、
タ○コを吸ったり
バ○クに乗ったり
エ○本読んだりと


小学生には似合わない事ばかりしていた。
それでも、初めてやる
ちょっと大人びた、でも
親に見つかるとヤバい
スリリングな遊びが刺激的だった。
僕はタ○コはこの時吸わなかったけど。


そんな小学生最後を
過ごした後、

中学生に上がる

中学生に上がると
幼馴染は喧嘩も強かったので、
一気に、中学の番長的
ポジションを確立する

中学生って残酷で
ただ喧嘩が強いだけで
その影響力は計り知れない。

当然、その中学のヒエラルキーの
トップ層に君臨する事になる。

僕は喧嘩とか強いタイプでは
なかったが、幼馴染と仲が良いと
いう事で、自然とヒエラルキーの
トップに入っていた。

ポジション的には
めっちゃ楽なポジションで
美味しいヤツだった。

中学生1年、2年と
トップ層だったため、
ストレス無く、楽しく
中学時代を、過ごせた。

部活は一生懸命していたので
この時まではタ○コは吸わなかった。
そこは自分の中で一線
引けていたので周りに流されずに
入れたと思う。

その他の遊びといえば

ゲームセーターに入り浸ったり
夜の公園でたむろしたり
原付バ○クを乗り回したり
他校と喧嘩したり
警察の補導を受けたり

と日々刺激を求めて
みんなで遊んでいた。

僕らのよく遊んでいた
グループは10人くらいいた。

面白いもので、
学校では、この10人が
男子の中でトップ層になるのだが、

この10人もまた
ヒエラルキーが存在し、
そこでも上下があった。

幼馴染→番長 1番
知将型友達→ 2番
僕はただ幼馴染と仲が良いヤツ→ 3番

その下はうやむやだったけど

10番目くらいのヤツは、パシリ的な
存在だったと思う。

僕はここでも、幼馴染と
仲が良いポジションだったが故に
美味しいポジションを確立していたし
周りからも実力以上に何故か
一目を置かれていた。

そして、中学生3年生に
なり、僕らはバカだったので
受験ムードの中、遊びほうけていた。

変わらずの日常だった。

ある日、僕と幼馴染は
些細な事で言い合いになる
、理由を思い出せないくらい
今思えば、しょーもない
事だったと思う。

お互いムキになり、
話しがこじれて、
その日は喧嘩別れをしてしまった。

僕は悶々した気持ちも残りつつ
次の日には忘れるくらいの
気持ちになっていた。

しかし、周りは違った。

学校に行き
いつものように休み時間に
グループの中に入っていく

すると、

僕が輪に入ると

みんな輪から離れていく。

何度か、そんな事が
起きると、僕も事態を把握する
なんで⁇ と思いもありながら

これは、はみご(仲間はずれ)
にされたなと。

この時はもう、
強烈なストレスだった。
胸が張り裂けてしまいそうになり
泣きそうなくらいだった。

違う休み時間では、
グループの友達に話しかけても
苦笑いで話しを終わらされ、
その場から立ち去られた…
違う友達も同じ感じだった。


今まで、ストレスなく過ごしていた
学校生活が一気に崩壊した瞬間だった。

僕は周りに、その事を知られるのが
とても嫌だった。

何もなかったように振る舞った。

他の同級生も
口にはしなかったけど
その異変には気付いていたと思う。

僕はそれから数日は
気持ちが落ち込み、
無視される事や
もしかしたら、集団で何か
やられるじゃないかと
恐怖していた。

謎に勝ち気な性格だったので
集団でくるなら来い!
とも思っていたが、内心は
すごく怖かった。
恐怖心が常あった。

お昼の時間はいつも、グループのメンバーで
食べていたが、その輪に入れない僕は
教室を離れ、非常階段で一人
食べていた。

あんなに楽しかった休み時間が
この時は常に早く、休み時間が
終わって欲しいと、毎日思っていた。

そんな孤立した約2ヶ月くらい続いてた。

ある日の夜に
幼馴染が僕の家を訪ねてきた。

お互い謝る?
わけでもなく、ぎこちない感じでは
あったが、この冷却期間が
僕らを和解させてくれた。

結果として、どっちが悪かったとかは
なかったと思うし、
お互いが悪いところがあったと思う。

次の日からは、
あの孤立した日が
嘘のように、グループの輪に
溶け込む事が出来た。
幼馴染が何か言ってくれたんだろう。

元のグループに戻れた事は嬉しかった。
けど、当事者では無い
他のメンバーまで、長いものに巻かれる
感じが僕はムカつきを覚えた。

でも、口に出す勇気もなく
なんとなく、うやむやに
時間だけが過ぎていった。

いまでは、グループで
一緒に遊んでいた友達とは
疎遠になってしまっている。


この時の経験というかトラウマが
今の僕の人付き合いに繋がる。

僕は今では、すぐに人と仲良くなる事はない
というか、出来ない。

人の事を疑い深くなってしまい
すぐに他人を信用しない

その事からも、今も
人付き合いは少数だ。

でも

幼馴染

とは実は今も仲が良い
過去のあった事も、笑い合える仲である

いい時も、悪い時も
含めて、人生ですね。

今回は僕の中学生時代の
お話しでした。

では、また





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