見出し画像

みつめる 

  • きっかけは突然

 1話15分で 数十話完結で NHKで夜放送されていて
偶然 その存在を知った

それは

VRおじさんの初恋
というドラマ
私にはすごく 感慨深いものになっている

ネットアニメで人気のあったものを
原作者もかかわってのドラマ
アニメとは若干違ったイメ-ジのものなのかもしれないが

あらすじは割愛するが
そのドラマの内容は いろいろなところで 私の心に突き刺さるものがあった

主人公の おじさんが知り合ったVR上の相手の方(同性)と
あるきっかけで リアルに会うことになった

相手の方は 病を持っており
終末期を生きている方で

お互いに相手とのやり取りの中で自分を見つめ
その方は亡くなってしまった

主人公のおじさんは
涙を見せることなくいたが
VRの世界に行き
最後 亡くなった方の事を 受容して
泣いた 


私は その姿に 一緒になって泣いた
この方は 死を認めたのだ

  • わたしは できていない

そこに気が付いたのだった

それはどういうことか・・・
私には 姉のような 友達のような 母のような存在の方がいた
彼女は私よりも6歳年上の方

知り合ったのはお互いの
子供の幼稚園の いわゆるママ友

それがきっかけだったが
いつの間にか
子供たちは成人し
子供の事抜き で
ずっとお付き合いをしていた

その方が 闘病の末 亡くなってしまった

亡くなって お葬式にも参列して
お別れをしたはずなのに


それからずっと
私の日常は 彼女がいないことを
受け入れられずにすぎた

すでに8か月も経過しているのに。。。。。

ドラマで
その主人公が
今までいた世界に その人はいないんだということを
実感し 初めて 声を出して泣いたそのすがたをみて

自分に重ね合わせたのだろう
やっと
受け止められた



彼女がいない  
ずっと そこにいたら

彼女も心配する

私は大丈夫

伝えられる私にならなくちゃって


やっと思えた

あの時の彼女に
別れを告げて

今の彼女を認めることができて

自分を見つめることができたのだと思った

これからの自分
こころの中で いつも彼女と一緒にいる自分
目には見えなくても
一緒にいるんだと思える自分を
探している


さがすことができた