「スヌーピーの思考」
世界中で人気のコミックの一つに、『ピーナッツ』がある。
日本では『スヌーピーとゆかいな仲間たち』というタイトルで新聞で連載されたり、アニメになったりしている。
スヌーピーという名前のビーグル犬とその飼い主、チャーリー・ブラウン、二人のかけあいが、クスッと笑えるけど、哲学的な、“深いい話”だったりする。
たとえば、鳥が飛び立つのを見ていて、チャーリー・ブラウンは、
「ここが嫌になったのか」
と思って、さみしい気持ちになった。
一方のスヌーピーは、
「もっといいエサ場が見つかったんだ」
と言って喜ぶ。
同じものを見ているのに、両者の反応はまったく真逆になってしまう。
同じ出来事が起こったとしても、それに対する反応は人それぞれ。
雨が降って喜ぶ人もいれば悲しむ人も、何とも思わない人もいる。
テストで80点を取って喜ぶ人も悲しむ人も淡々とする人もいる。
ただ、こんな言葉があるのをご存知だろうか?
《喜べば 喜びごとが 喜んで 喜び連れて 喜びに来る》
つまり、喜んでいる人のところに、どんどん喜べる出来事が起きるという事だ。
「喜び」にアンテナを立てることになるから、「喜び」を発見しやすくなる。
スヌーピーと一緒だ。
無意識でいたら気がつかないことも、「喜べる人」には次から次へと「喜べる出来事」が舞い降りてくる。
なぜなら、「喜び」に鈴をつけたのだから、発見しやすいに決まっている。
しかし、これは逆の事も言えてしまう。
つまり、不幸や不機嫌な出来事に鈴をつけてしまう(意識したり、口に出したり、フォーカスしたり)と、その不機嫌な出来事が次から次へとやってきてしまう。
これはチャーリー・ブラウンと一緒。
きっと、苦しく辛い人生になってしまう。
なぜなら、不機嫌は周りの人をも不機嫌にするので、自分だけでなく周りの人も辛くなるか離れていってしまうかもしれない。
上機嫌な人と、不機嫌な人とがいたとしたら、あなたはどちらの人と一緒にいたいだろうか?
一緒に仕事をしたいだろうか?
一緒に遊びたいだろうか?
ほとんどの人が上機嫌な人と時間を共にするだろう。
それには「物事に対するとらえ方」をスヌーピーのようにする事が大切だ。
ニコニコと上機嫌で、喜びの感度をあげていこう。
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