高橋源一郎作 一億三千万人のための『歎異抄』を読みました。


写真が奇麗に撮れなかった様です。申し訳ありません。


 
高橋源一郎作 一億三千万人のための『歎異抄』を読みました。今まで親鸞について書かれた物は、私にとっては基本的に吉本隆明さんの本だったので、特にこの『歎異抄』に付いては難しくなかなか分かりませんでした。
 
今回、この本を読みとても良く分かった様な気がしました。
 
多分、私達の言葉で書かれた『歎異抄』という事で、これなら誰でも分かろうとすれば分かるのでは無いかと思います。これは凄い本だと思います。
 
更に、読み終わり、とても良い気持ちになりました。親鸞の言葉が自然に入って来るような気がしました。
 
親鸞程日本の知識人達が最後に辿り着こうとした人はいないのでは無いかと思います。そういう意味では吉本隆明さんも又、親鸞の言葉に強く惹かれて行きます。吉本さんによれば、親鸞は最終的には宗派そのものの否定に迄向かって行ったという事で、自分の宗派さえ否定していく宗教者という凄さを親鸞の中に観て行ったのだと思います。
 
是非一読を勧めます。とても分かりやすい本です。
 
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