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映画 <フライミートウザムーン>は傑作です。


この女優さんの綺麗さを見よ。アメリカの幻影。


 
暑いです。本当に異常な暑さになりました。不必要な外出はしないようにテレビで言われていますが、昨日も街へ出てみると人は沢山外出していました。私も昨日は立川に映画を観に行ったのですが、これだって不必要な外出に違いありません。
 
私は立川で映画を観る時は立飛の東宝シネマズで観る事が多いのですが、昨日は時間が合わず、モノレールの立川北から直ぐのシネマ1・シネマ2というのがあるのですが、昨日はシネマ2の方で映画を観ました。
 
特別子供が観て悪い映画ではないのですが、それでも大人向けの映画である事は変わりありません。ただ子供も沢山観ていた様に思います。
 
映画館で映画を観るのは体験で、テレビで映画を観るのは鑑賞だと思っている私は、テレビで映画を観る事は余り無いのですが、これはとても大きな違いがあります。そういう意味では、映画館の画面は大きい方が良く、音も大きい方が良いような気がします。
 
映画は、宇宙開発でソ連に遅れを取っていたアメリカが何とかソ連より先に月面に到着し、人類としての第一歩を踏み出そうと言う話なのですが、これには、失敗したらアメリカの面子に関わるという重大な問題が付きまとっています。この話の前にアメリカは既に、ロケットの打ち上げに失敗し3人の宇宙飛行士を失っているのです。
 
そこで、考えられたのがとんでもない八百長です。スタジオで月面着陸の映像を撮ってそれを流せば良いという案が出されます。ニクソン大統領の時代ですから、その位は平気で考える人達です。
 
この映画の中でも、ニクソンは何回も名前が登場しますが、皆、滅茶苦茶嫌いです。ベトナム戦争を長引かせ、アメリカを窮地に追い込みながらも平気な顔で大統領を続けていたニクソンを今でも良く思う人は少ないのでは無いかと思います。
 
ただ、打ち上げは成功し、インチキビデオの方は失敗すると言う結果になるのですが、これにより、主人公二人はよりを戻すことが出来るようになります。勿論、アメリカはその力を内外に示す事が出来たのです。
 
この映画は、凄い面白いし、力もあり、又、傑作です。私も最初は観に行く気も無かったのですが、映画評が余りに良かったので、観に行く事になりました。
 
ただ、これは予告編の作り方が、凄い下手なのでは無いかと思います。予告編は大事な物で、私もそうですが、良く映画を観る人は予告編によってみるか見ないかを決めていたりするのです。予告編が詰まらなそうであれば見ない事が多くなります。何が面白いのかが、良く分かっていないと適切な宣伝が出来ないし、又、予告編も良く出来た予告編を作れないのではないかと思います。
 
去年、私がNO1だと思った映画<グランツーリスモ>も宣伝も予告編も下手でした。<グランツーリスモ>なんかは上手く宣伝し、良い予告編を作ればもっと興行成績は上がったのでは無いかと思っています。ただ、予告編は監督が作っているはずなのに、どういう事なのだろうと思ってしまいます。
 
ともかく、<フライミートーザムーン>は傑作です。来年のアカデミー賞にもノミネートは確実な様な気がします。
 

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