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生豆は売り上げのどの位。


現在販売中の生豆<クリンチ・マンデリン>

昨日は元日からとんでも無い災害が起こりました。能登半島で震度7と聞いた時には驚きました。

丁度私は立川駅の駅ナカの本屋さんにいたのですが、始めグラグラするので目眩かと思ったのですが、余りにも長いため、周りを見てみると確かに手すりに掴まっている人もいます。

スマホを観てみると、地震情報で、能登半島で震度7と出ていました。津波も危ないので、逃げるようにというお知らせも何度も入りました。その頃立川は既に揺れは収まっていたので、パンを買って、急いで、家へ帰りました。テレビを観ると大地震で、夕食までそのままテレビを観続けました。

元日にこの災害ですから、今年の日本はとても危ないのかも知れません。しかし、誰にもどうすることも出来ないでしょうから、ちゃんと仕事をしながら暮らして行くしかありません。被災した方々にはお見舞い申し上げます。出来れば暫くの間、現地から離れた所へ逃げた方が良いような気もしますが、そんなに簡単な事では無いかもしれません。

豆屋についての話をいろいろ書いていますので、今日は売り上げにおける生豆の価格の割合についてです。その店によっていろいろなグレードの豆を使っているのだと思いますが、私は売り上げの25%位でやった方が良いよと言ってきました。ただ、近頃の豆の高騰で30%になるのは仕方ないと思っています。

当店も既に30%を超えていると思います。だからと言って生豆の質を落とせば、(安い物は幾らでもありますが)お客様は直ぐに離れて行きます。

『私は、味は良く分からないから。』と謙遜していうお客様は多いですが、とんでも無い、豆を替えればお客様にはすぐわかってしまうのです。だから経営が苦しくなった豆屋が豆の質を落とせば、お客様はとんでも無い勢いで離れて行きます。そこが豆屋の終わりです。

生豆の価格は高くなることはありますが、安くなることは暫く無いと思います。少し位円高に振れてもそれで豆の価格が安くなるという事は経験がありません。(逆の場合は直ぐに反映されますが)そのあたりは、自分で解決するしかありません。基本的には自分の店の豆の値上げしかないのです。原材料費の値上げを価格に転嫁できなければいつか仕事は終わっていきます。それは他の仕事と一緒です。

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