生命線とか無駄に長いだけで何の役にも立たない
小さい頃からなんとなく自分は美術科のある高校に行って美大(芸大)に行き、絵を描く仕事をすると思っていた
小4の頃、短冊に書いた “美術の高校に行けますように”
何故かそれを最近思い出した
アタシ、今美術コースに通っているよ
でも、当時みたいに絵を好きという気持ちだけでは描けなくなったしあの頃は自惚れていて夢ばっかり見ていたな。とも思う
この世の全ての何も知らなかったあの頃の方がアタシは美術が好きだったし世の中の、周りの人間の、自分のことを知っていくにつれ思うように絵が描けなくなっていった
中学1年生の最初の頃から行きたい高校は決まっていて、受験について何も知らなかった当時のアタシは当たり前にその高校に入学するものだと思っていたし、親もまたアタシがその高校に通うものだと思っていた
でも中1の後半に小3からずっと仲が良かった子達との人間関係が崩れていって、クラスも部活も何もかも一緒だったからしばらくアタシはどうすればいいのかわからなくなった
小学4年生の夏から絵画教室に通っていたこともあり、
アタシはアタシが絵を好きだと信じてそれ以降も部活(美術部)に顔を出し続けたし絵画教室にも通い続けた
親の前で絵が好きということをアピールし続けた
中学3年生になって絵画教室の児童画(当時は小学生に混じって中学からデッサンをしていた)から本格的に受験に向けて受験対策コースに移動した
そこでアタシは絶望した
絶望というたった2文字の単語じゃ表せられない程のこの世の終わりを感じていたと思う
受験対策コースにはアタシのことをいじめていた女の子がいた
それもいじめの主犯の子
その子は出会った時から絵がほんとうに上手くて、縁を切るまでずっと憧れだった
アタシがここの絵画教室に通っているって知ってるはずなのにその子はそこにいた
そして志望校も同じだった
アタシ、高校生になってもこの子の絵を見て毎日絶望して過去にされた嫌なことを引きづって生きていかないといけないんだって思うと苦しくて辛くて死にたくて息をすることが出来なかった
だからずっと目指していた志望校を変えてワンランク下の高校を志望校にすることにした
親はアタシがあの高校に行くと思って今までアタシを育ててきてくれてたから期待を裏切ってしまったし、少しだけ、ほんの少しだけだけど絶望された
塾の先生にも驚かれた
絵画教室の先生も、そこの高校受験するならわざわざ通わなくても合格できると思うよ。と言われた
最終的にはみんな応援してくれたし、今はその学校に通っている
当時アタシがいじめられてた時学校に行かずに逃げたようにアタシは高校受験でもあの子から逃げてしまった
正面から立ち向かえなかった
4年くらい仲良かったのにね
ずっと憧れだったのにね
ちゃんとあの子と話をしたかった
アタシのどういう部分がその子の癪に障ったのか、どうしてTwitterの病み垢まで監視し続けるほどアタシに執着していたのか
全て知りたかったしあの子とずっと仲良しでいたかった
アタシ、今その子に会って上手く話せる自信がないし恨んでいるし大嫌いだけどもうその子の存在から逃げたくないよ
アタシはあの頃と比べたら絵もだいぶ上手くはなったかもしれないけれど、きっとまだその子に追いつけるほど絵は上手くなっていない
自分だけの世界も掴めていない
もっと一緒に絵描きたかったし勉強もネットのことも教えて欲しかったよ
リスカのことを教えてくれたのも、当時アタシ達がハマっていた歌い手を教えてくれたのも、BLを教えてくれたのも全部その子だった
アタシの人生少なからずあの子の影響は確実に受けていてあの子がいたから今のアタシがあるんだと思う
いじめられる前からアタシはこの世に絶望して死にたくなっていたからあの子のせいでということはないけれどさらに死にたい感情を増加させらていた
今も死にたいことに変わりなんてないし美術なんか大嫌いだけどアタシはこれからも絵を描き続けるよ
あの子なんかのせいで物心ついた頃から大好きだった絵を捨てたくない
( あの世行きのバスに乗ってさらば。 / ツユ )
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