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体によくないものほど脳に届きやすい!?

前回、脳にあるバリア機能「血液脳関門」についてお伝えしました。

血液脳関門が正常に働けるために、栄養が偏らないような食事が大事なのですが、「喫煙お酒の飲み過ぎに気をつけることも大切」です。

届いて欲しい薬は届きにくいのに、「タバコのニコチンやアルコールは血液脳関門を通過」してしまい、その機能を低下させてしまうのです😢
#カフェインやドラッグなども脳に届いてしまう
#脳に入ってほしくないものほど届きやすい

なので、喫煙や過度な飲酒は認知機能が低下してしまうと言われています。

また、「質の良い睡眠を取ることも大切」」です 🛌

これは体内時計と血液脳関門に関わりがあるからです。

睡眠をコントロールするホルモンである「メラトニン」は血液脳関門を通って、酸化ストレスから脳を守ると言われています。

しかし、睡眠がしっかり取れていないと、メラトニンが分泌されなくなり、血液脳関門の維持に影響が出ます😨

また、睡眠は「脳にとって重要な休息時間」です。

睡眠中は「脳脊髄液」という洗浄液がより多く脳内に取り込まれ、流れやすくなっています。
#脳脊髄液とは無色透明の体液

この洗浄液が脳の疲労物質である「アミロイドβ」を洗い流してくれます。
#アミロイドβはアルツハイマー症の原因と考えられているもの

これによって脳は睡眠中に休憩できているのです。
#7時間以上の睡眠をとった人の朝目覚めたばかりの脳にはアミロイドβが少なかった

血液脳関門がちゃんと働けるように健康的な食生活を意識してみてください!



参考:日本脳科学関連学会連合「脳を守るバリア:血液脳関門」
認知症予防習慣「血液脳関門とは?脳の血管を健康に保って認知機能低下を予防しよう!」
nature ダイジェスト「血液脳関門を通過できる2つのルート」
毛内 拡「面白くて眠れなくなる脳科学」PHP研究所
溝口 徹『「脳の栄養不足」が老化を早める!』青春出版社
久賀谷 亮「脳が老いない世界一シンプルな方法」ダイヤモンド社

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