挑戦しているふりをする人- 固着おじさんについて

ゲームアーキテクトの米元です。

実は、先日ちょうど40歳を迎えまして、そのタイミングでFBで書いた内容が結構好評だったので、こちらでも書いてみることにしてみました。

なので今回の話は完全に個人の印象なんですが、よく社内では「固着おじさんとは」という話をしていまして、それについてのお話です。

30代の頃に感じた40代の人への違和感


これは何かというと、特に30歳になったあたりから、ひとつ上の世代の40代の人と接しているときに、時々「この人話が入らないな」という印象を持つことがありました。

単に話を聞かない、とかではなく、聞いてはいるんだけど何かに固着して新しい未知の情報を仕入れない、そういう印象から、「固着おじさん」というような名付けをしたんですが、何故かちょうど40歳を境目にそうなってる人が多く、何でだろうかな、と思いながら自分がその40歳に突入しました。

そして、最近自分が40になって、改めて固着おじさんの原因についてなんとなく理解できた気がしました。

それは、「自分は新しいチャレンジをしていることにしたい人」なんだと思いました。要は、挑戦しているふりをする人ですね。

別に何かチャレンジをすること自体が良いとか悪いとか、そういう訳ではなく、別にそれは人の生き方なのでいいと思っているのですが、口ではチャレンジをしている、と言いつつ、実際はチャレンジをしないという場合は、この固着おじさんになるんじゃないかなと思いました。

チャレンジの本質とは

で、チャレンジというとなんかかっこよさそうな響きですが、チャレンジって本質は、
「空回りして滑って恥をかく」
ってことだと思うんですよね。

それでも、何かを達成するために、必死に得られるものは得ようとする、みたいなスタンスじゃないかと思います。

このように、新しいチャレンジというのは、誰も注目しない、周りがやっていないようなことをやるというようなことが多いのですが、こういうチャレンジをしている人を見ると、よくそれをバカにする人が出てきます。

一方で、固着おじさんはすごくカッコつけたがりなので、かっこよさそうな「新しいことヘのチャレンジ」はしていることにするけど、空回りして恥はかきたくない、そういう意識が強くて、結果、チャレンジしている風だけど、バカにはされたくないので、新しい未知のものは、知ったかぶりする、あるいは知らないようにする、みたいな態度になって、それが違和感になるんじゃないかなーと思いました。

ちなみに、「新しいチャレンジをせず、自分でもその覚悟を決めている」というタイプの場合は、固着おじさんじゃなくて、職人気質の頑固おじさんという感じになると思うのですが、このタイプの方はそれはそれでカッコいいと思います。何故かというと覚悟を決めているからです。

40歳以降の挑戦への壁

ということで、先程書いた通り、40歳になったので、改めて自分の人生の振り返りも含めてこういうことを書いたりしてみたんですが、書こうと思ったきっかけが、大学のときの研究室のOB会で、40歳前後で色々とキャリア悩んでいる(ということになっている)人の話を色々と聞く機会があったからです。

なんとなくのイメージで、高学歴の人ってあんまり起業しないイメージがありまして、なんでかなーと思ったりしていたんですが、わりとエリートコース的な人って、この「空回りして恥をかく」ということに抵抗が強い人が多いのではないかな、と思いました。

もちろん人によってぜんぜん違うし一括りに出来る話ではないのですが、例えば東大とかですと、基本は中高一貫校で、中学受験のため10歳くらいから受験勉強をしてたり、地元の偏差値の高い公立高校に行くなどしているケースがほぼ全てなる(らしい)のですが、そうなると、大学に受かるために目標に向かって勉強を頑張るというのは、みんな周りも普通にやっていることなので、別に無謀な空回りでもなく、道としてもある程度認められているため、周りからバカにされたりするようなことはあんまりないわけです。

つまり、自分の目標として頑張っていることは、人からも認められている道を行くことと同義なので、基本的に頑張っていることは空回りでも恥でもないわけなんですね。

なので、すごく優秀なんだけど、起業みたいに、正解もわからない、やることは基本空回りと恥をかくことばかり、みたいなのには慣れていないから耐えられないんじゃないかなと思いました。

特に40歳とかになると、不惑と言われるように(脳の構造上?)迷いがなくなるというようなこともあるのかもしれませんが、それまでの経験とかである程度実績を積んでしまって、今更その先まで頑張る必要がない、ましてや、ある程度の学歴とかを持ってしまっていると、余計に動きづらくなる、そういう状況になる人が多いのかもしれません。

そして、自分も別に上記のようなことがまったくないとは思っていないのですが、わりとそうじゃない人生を歩んできたのかな、とは思っています。

確かに、空回って滑って恥かけば、バカにする人は絶対いますが、それでも、実はちゃんと応援してくれる人は必ずいて、そうこうしていくうちに応援してくれる味方や仲間も増えていくものです。

そして、新しいチャレンジは、仕事だけでなく、家庭や趣味、友人関係など色々な形があると思いますが、人生なんて結局は、屈辱と恥にまみえながら、それでもなんとか抗って生きていくようなもんだと思うので、残りの人生も、空回りで滑ることや恥を恐れずに、新しいことにチャレンジしていく人生にしたいと思っています。

なので、同じように、一緒に空回りして、恥をかいていってやるよ!というカッコいいおじさん方は、是非この記事にいいねとコメントお待ちしてます❗


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