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ストラディバリのヴァイオリンで自作のソナタを弾いてみた

先日、わらべうた「いろはにこんぺいとう」のクラシックアレンジを公開しました。

このアレンジで使ったヴァイオリンは、DTM用のバーチャルな楽器(仮想楽器)です。
仮想楽器には、本物の楽器から音をサンプリングして作られるものと、音の波形を物理的にシミュレーションして作るシンセサイザーの二種類に大きく分けられますが、このバイオリンは前者のカテゴリーです。元の楽器としてアントニオ・ストラディバリが制作したいわゆるストラディバリウスの一つ(1727年に制作された「ヴェスヴィウス」)が使われています。

見出し画像は、この仮想ストラディバリウスをPCのデスクトップに表示したところです。
壁紙の子猫の方が目立ってしまいましたが、可愛い猫ちゃんたちを二匹とも表示したかったので。^^

この楽器、バーチャルとはいえ、実に素晴らしい音色が出ます。
さらにDTM用の音源としての作りも精妙で、操作性も大変良いのが気に入りました。

この音色なら、自作のヴァイオリン・ソナタでも見違えるような名曲になるような気がしまして、この仮想バイオリンを使って、とりあえず第二楽章だけですが、DTMを制作してみました。
私にはオリジナルのヴァイオリン・ソナタは一曲あるだけなのですが、それは中学生の頃のアイディアをもとに第一楽章と第三楽章を作りまして、別に第二楽章を追加してまとめたものです。
最初に第二楽章を選びましたのは、この楽章がロング・ノートを使ったカンタービレな部分と、スタカートを使った軽快な部分が交互繰り返される曲になっていますので、この仮想ストラディバリウスの楽器としての演奏性を評価するのにちょうどよいと考えたからです。実際DTMとして制作してみましたら、作曲者の意図通りに、奏法の対照性が生かされた非常にリアルな演奏になってくれました。

これまで、DTM用にいくつか仮想ヴァイオリンを試していますが、演奏のリアルさは物理音源のSWAMに及ばないものの、Friedlanderに比べれば段違い。音色に関しては好みもありますので一概に言えませんが、少なくとも物理音源がシンセ臭くて使う気にならないくらいの上物でした。

DTMerの方、これはおススメのヴァイオリンですよ。^^

もちろんDTMerでない方も、よろしければどうぞお聴きください。

「ヴァイオリン・ソナタ 1972」より第二楽章
  作曲・DTM制作:古い音楽帳(音楽帳工房)




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