かわらの出生の秘密!?（飼い猫紹介・その３）

えー、これは私の飼い猫、かわらの紹介記事なのですが、今回はかわらを交えて会話形式で書かせていただきますね。

さあ、かわら。皆さんにご挨拶して！

　かわらでーす　てこりがいつも めーわくかけてまーす　ごめんね

その言い方はないだろ。それに、それ昔の名前なんだから。

　じゃなに？　いまはちがうの？

そう。古い音楽帳とか、音楽帳工房とか名乗ってるんだよ。

　それ、ぎめいって いうんだ　しってるよ　どろが いってた

違うんだよ。えー、使い分けと言ってね・・・

　わかんない 　でも どろは てっこりさんって　いってるし

ああ、それは多分、こっくりさんの連想でね、あいつがつけた私の綽名なんだ。

　こっくりさんって？

狐狗狸さんって書くんだけどね。ええと、キツネ・イヌ・タヌキを並べた言葉で・・・

　それって　みんな いぬのなかまじゃない　かわらだいきらい

そうだろ？　だから使うの止めたんだ。わかってくれた？

　よくわかんないけど　じゃあ 音学長ってなに？　どっとさんにきいたけど

あれはたぶん、ええと漢字変換というのがあって・・・それがええと・・・

　それ　しどろもどろ　っていうんだ

つまり、その、いろんな字をあてて楽しむ大人の遊びと言うか・・・

　まえにどっかで　音楽長さんってよばれて　えらそうにしてたって
　どろがいってた

いや、偉そうになんてしてないよ。
とにかくこれ、かわらの紹介記事なんだから、そろそろ話題をそっちに移すよ。

　まえの くろつぐのときは、なんであいつを よばなかったの？

ああ、あれね。
あれはね、あの時は黒継がぐっすり眠ってたからね。
それに、黒継はね、かわらほどおしゃべりじゃないし。

　ふーん　じゃあなんで　にゃん兄さんより　さきによばれたの？

にゃんが先でもよかったんだけど、かわらけっこう人気あるみたいだからね。
それに、出生の秘密とか、ネタもあるし。

　シュッセイノヒミツ？

あ、いや、かわらも覚えてない頃の話なんだけどね。
かわらがうちに来る前のことでね。

　おぼえてるよ　こんにちわってあいさつしたら　どろにさらわれた

人聞きの悪いこと言うなよ。おまえ栄養失調でふらふらだったんだよ。

　あのときね　たかの ぴぃちゃんとお話ししてたんだよ

何を話してたの？

　ぴぃちゃんはね、もうすぐお母さんが帰ってくるから、そこにいると食べられちゃうって

じゃ、そのときどろが居合わせたから、おまえ助かったんだろ。

　どろのからだ　あったかかったよ
　そしたらね　しらないひとがきて 言ったの

何て言ったの？

　それ　ねこですよね　って

それで？

　そしたらね　どろが言ったの　だとおもいますけど　って

ああ、それはね、おまえガリガリに痩せていて、毛がボロボロで、足なんか透けてたし。どろに聞いたら、にゃあって鳴けなくて、ビーンビーンって、カワラヒワみたいに鳴いたんだっていうし、最初猫だか何だかわからなかったからね。

これはね、かわらがうちに来た日に撮った写真なんだ。
かわら、380グラムしかなかったんだよ。
病院でいろいろ検査してもらったんだけどね。もう永久歯が生えてるから、そんなに小さくないはずなのに、体重が少ないから、栄養が足りなかったんだろうって。

　おうちでたべたごはん、とってもおいしかったよ

それはいいけど、かわら、おまえガツガツ食べ過ぎて、その後で大変なめにあっただろ。覚えてる？

　・・・

あ、聴こえないふりしてるな。
まあその話は、また今度、かわら抜きでやるからいいよ。
じゃあ、今日はこの辺でおしまいにしようかな。遊んでおいで。

あっ、挨拶は？
えっ？　なに？　
あ　そう。

すいません、みなさん。
でも、猫ですから、大目に見てやってください。

さて、こんな感じで、かわらの紹介を致しましたが、いかがだったでしょうか。
たぶん、また、かわらに登場してもらう機会もあると思います。
それまで、ごきげんよう
さようなら