飼い猫を、飼い猫と、熱く語る!? (飼い猫紹介・その四)
さて、飼い猫紹介の第四回です。
今回も、かわらを呼んでありますので、彼女と一緒に、うちのボス猫にゃんの紹介をしたいと思います。しばしお付き合いいただければ、幸いに存じます。
じゃあ、かわら、こっちへいらしゃい。
何でかわらが呼ばれるの?
にゃん兄さん呼べばいいじゃない
にゃんはね、人見知りが激しいから、ちょっと無理だと思ったんだよ。
そうなの? はじめて会ったとき、かわらに突進してきたよ
怖くなって箱の中に逃げたんだよ
いや、あれは別さ。
縄張りに奇妙な生き物が入って来たんだからね。
それ、かわらのこと?
あ、いや、かわらが猫だとわかったからさ。
自分の縄張りを、守るためだったと思うよ。
でも、くろつぐが来た時は、逃げ出したじゃない
あのとき、黒継は大きなエリザベス・カラーを付けていたよね。
ケージの中を、あっちでゴツン、こっちでゴツン。
にゃんはそれを見て、モンスターだと思ってビビったのさ。
やっぱし弱虫なんだ にゃん兄さん
いつもかわらが勝つもんね
いや、かわらは気が強過ぎるんだと思うよ。
三毛は気が強いって、よく聞くよ。
それにねこてそにも書いてあったよ。
なにそれ?
猫の手相占いのことさ。
猫には全部で手相が5種類あって、それぞれ性格が違うんだ。
これ、かわらの肉球だけど
このパターンは、たぶんE型。
「オレ様主義で粗暴」って書いてあったよ。
まさにドンピシャ。
びっくりするくらい当たってる。
わあ、それ誉め言葉ね
でも、けっこう迷惑すること、あるんだよ。
この間なんか、かわら、寝ているどろの目をこじ開けようとしただろ。
だって、ねぼすけなんだもん
はやく起きて、みんな一緒にご飯しよう、って言っただけ
どろが言ってたぞ。
かわらは、頸動脈で爪とぎしかねないって。
そんなことより、にゃん兄さんは何型?
にゃんはツンデレタイプのD型。
怖がりですぐ隠れるタイプ。
肉球の写真を撮ろうとして近づいたら、サッと逃げられた。
だから写真はないんだ。
それと、自己管理がうまくないので、食べ過ぎてすぐ吐き戻したり、他には、ええと・・
吐き戻すの、にゃん兄さんの得意技
ドカッと吐き戻すの、かわら不得意だし
かわらは、吐き散らかしだろ。
わざわざ高いとこへ上って、あっちで吐いたり、こっちで吐いたり。
悪意すら感じる。
あれはね、コジラのまね
ゴジラは放射能だろ。
でも、かわらの吐き戻しは、確かに放射能クラスのパワーがある。
音源の裏側の、コードが込み入っているところになんか、もうするなよ。
ほとんど、放射能汚染の除去作業並みに、大変だったんだから。
例えば、こういうところでは、絶対にやって欲しくない。
話を戻そう。
要するにだ。にゃんは、ここに連れてくるだけでも一苦労。
話をさせるのは、もっと大変。
だから、かわらと私で、にゃんを語るというわけだ。
わかった?
悪口言ってもいい?
ウソはNGだよ。
思っていることを言うのはOK。
じゃあ言うけど
にゃんにゃんにゃん、って大声出しながら、階段降りてくるのうるさい。
窓辺で気持ちよく寝てるのに、外見る時間だからどけっ、って来るの。
あれ、すごくめいわく
耳を噛んですぐ追い返しちゃうけど
いや、私が見た感じ、半分はにゃんが勝ってるよ。
あとね、にゃん兄さん、いつも、くろつぐとつるんでる
タマなしどうしで
黒継もオスだからね。
縄張りの見回りとか、にゃんと一緒にしているだけだと思うよ。
あれね、くどくをつむと、生えてくるんだって
どろちゃんがね、にゃんに話しているの聞いたよ
そんな話、初耳だな。
タマを踏むのが一番いいんだって
ああ、それかよ。
にゃんのブラッシングを長椅子でやってやる時、あいつ決まって、私のタマを踏むんだ。
私の上を行ったり来たり、3往復ぐらいしてから、初めてごろんと寝っ転がる。
あそこ、踏まれると痛いんだよ。
あいつ、最近体重増えたし。
100回踏めば、生えてくるんだって
お百度参りかよ。
それより、かわら、タマの話はにゃんの前ではNGだよ。
ふーん
でもこの前、食事の時、どろちゃんと二人で、きんたまがどうとか、
盛り上がってたよね
あの時、にゃん兄さん、寝たふりしてただけなのに
それは、ちょっとまずかったかな。
でもあれは、金科玉条の話題で盛り上がってたんだ。
キンカギョクジョウって?
意味なんか、別にしてさ、あれ、四文字熟語って言って、国語の問題に出るんだ。
で、どろが言うにはね、金科玉条は、穴埋め問題には絶対使えないって言うんだ。
問題に「金〇玉〇」なんて出てたら大笑いだし、「〇科〇条」だと、答案に「金・玉」って書かないといけないからね。
わかっても、恥ずかしくて書けない子だって出てくるからね。
かわらはたぶん平気
ハハ、そりゃそうだ
それから四文字熟語じゃないけど、将棋の王手金取り。
将棋の王将は、二つあって、一つは王だけどもう一つは玉。
だから、玉のほうに王手をかけるときは、玉手金取り。
略して、タマキン取り。
普通言わないけど、中学生の頃、私はよく言ってた。
あと、東京の神田駿河台下にね、すばり金玉堂って店があってね。
私が学生の頃だったけど、今どうなっているかなあ。
それは画材屋さんで、読み方はたぶん「キンギョクドウ」
確か並びにはレオ・マカラズヤという店もあったなあ。
まけてくれない強気な商売
てこりみたい
いや、もうこれ以上はまけられません、ってくらい安いという意味だよ。
まけられないと言えば、かわら、もう少しにゃんに負けてやらないとだめだよ。
箱の中じゃ、かわらは無敵だよ
にゃん兄さん、ずうたいが大きいから、箱の中でぜんぜん動けないんだよ
かわらが下に回り込んだら、タマ取られる!と思って、すぐに逃げちゃう
もう、タマないのに。
かわら、言っておくけど、にゃんは、一応うちでは猫の王さまだからね。
そのプライドもあるし、もう少し立ててやらないと。
アハハ! 王さまね
玉さまじゃないからね~
タマないもんね~
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と、落ちましたところで、4回に渡って書いて参りました飼い猫紹介、このあたりで〆とさせて頂きます。
長らくのお付き合い、誠にありがとうございました。m(_ _)m
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