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おやすみ、お前はホントのおバカさん|モーツァルト
猫を飼っている私が他人事とは思えなかったお話を、ぶんぶんどーさんが書かれています。
そのタイトル、とても心惹かれるものがあります。
「一年のはじまりに、運をもらって目覚める」
ってか、もらったのはウン〇なんですけどね。^^
あ、いや、笑ってはいけない。
猫を飼うものとして、いつ自分の身に降りかかるか、それこそウンを天に任せるしかありません。
☆
さて、今日はぶんぶんどーさんの記事を読んで思い出したモーツァルトの素敵な歌をご紹介したいと思います。
モーツァルトが作詞・作曲した美しい輪唱の歌なんですが、長い間秘密にされていたいわくつきの作品で、タイトルは「おやすみなさいの歌」あるいは「お休み、お前はほんとのお馬鹿さん 」とも呼ばれます。
ご存知の方も多いと思いますが、モーツァルトにはスカトロ趣味があったという説があります。というのは、どう考えてもスカトロ趣味としか思えない歌を作って出版までしているからです。しかしアマデウス、つまり「神に愛された」という名前を持つモーツァルトのイメージが悪くなると考えた後世の人たちが、なかったことにしたらしい。ドイツの南部の地方では、この歌が愛唱されているそうですが、歌詞は当たり障りのないものに変えられているそうです。
今では、秘密でも何でもなく、モーツァルトにスカトロ趣味があったという世評が広がっているのですが、私はそれに一石を投じたいと思いまして、ある解釈を思いつきました。
それはつまり、
モーツァルトは決してスカトロ趣味ではなく、歌に歌われているウンコは、実は猫のウンコだったのだ!
それを気付かせてくれたのが、先ほどのぶんぶんどーさんの記事なんです。
猫のウンコ話は、私もこちらで時々していますが、私をウンコ愛好家だと思う人は、たぶんいない。(と思いたい^^;)
したがって、モーツァルトは決してスカトロ趣味ではなかった。
話が先走りしたようですので、話を進める前に、「お休みなさいの歌 」の歌詞をご紹介したいと思います。原語はドイツ語ですが、Wikipediaにあった英訳と、それを元に私が日本語に訳詞したものを並べてみます。
おやすみ Bona nox! [ラテン語のおやすみなさい]
ホントのおバカさん You are quite an ox;
ボナノッテ bona notte, [イタリア語のおやすみなさい]
ロッテちゃん My dear Lotte;
ボンニュイ bonne nuitt, [フランス語のおやすみなさい]
ブイブイ Phooey, phooey;
グッドナイト、グッドナイト Good night, good night,
今日は逃げるな We still have far to go today;
おやすみ、おやすみ Good night, good night,
ベッドでクソしておやすみ Shit in your bed and make it burst;
ゆるりとおやすみ Good night, sleep tight,
ケツなめろ And stick your ass to your mouth.
これは要するに、ロッテちゃんという猫が、眠る前にベッドで自分の尻を舐めるという、ごく日常的な光景を歌ったもの。
そして、ベッドにクソをしてしまってもいいから、ぐっすりおやすみなさい、という歌なんですね。(あくまでも私の解釈です)
猫がベッドにクソをしてしまうのは、ごくまれです。
うちの猫たちは、幸いまだやらかしていません。
でも、たまたまウンが悪いと、そういうこともある。
ですよね。ぶんぶんどーさん!^^
さて、この歌に関しては、この解釈によってモーツァルトのスカトロ趣味疑惑は晴れるのですが、モーツァルトには「俺の尻をなめろ」という歌もあります。これも輪唱になっていて、6人の男性が代わる代わる「俺の尻をなめろ」と連呼する楽しい歌なんですが、俺というからには、猫じゃないだろ。
でも、大丈夫。
Wikipediaに素晴らしい説明がありました。
それによりますと「俺の尻をなめろ」というセリフは、宗教改革で有名なマルティン・ルターも、悪魔祓いのために使っていまして、日本語で言ったら「クソくらえ」ぐらいの意味なんです。
「クソくらえ」と言う人を、スカトロ趣味と思う人はまずいません。
☆
ということで、モーツァルトのスカトロ趣味疑惑が晴れたところで、私が制作しました日本語版「お休みなさいの歌 」をお聴きください。
まさに神に祝福されたモーツァルトが創った美しいハーモニーの世界です。
モーツァルト「おやすみなさいの歌」K.561
訳詞・DTM:古い音楽帳(音楽帳工房)
歌:さとうささら・緑咲香澄・ハルオロイドミナミ(CeVIO)
ゲンブ(SynthesizerV)
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