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食欲無い日のきつねうどん


昨日はすごく自分を責めていたようだ。
精神状態が逸脱している状態で、料理をするのは難しいに決まってる。
そんな状況の中、ずっとご飯を作ってくれていた君は本当によく頑張った。

上手く作れない日だって、みんなある。

きっとあの子は、何も食べてないんだろうな。
と予想して、今日はきつねうどんにする。


実は、揚げを焦がしてしまった。
あの子にはふっくら黄金のきつね揚げを食べてもらいたい。
もう一度作り直そう。


今日は食が進まないみたいだ
きつねうどんを見つめたまま、ぼーっとしている。

僕は、支えるよ。けど干渉はしすぎない。
甘やかしすぎたらこの子がダメになる。
求められたら答えるし、したいことはしてあげる。

あの子の意志を、あの子自身が出す過程を邪魔したらだめなんだ。

「器が重い」

とあの子は言う。

「それくらいは頑張って」
と声をかけた。

朝。
腕と足が重いんだろう。
器を持つのも箸を持つのもだるそうだ。

出汁からとったつゆの香りと、僕がすするうどんの音で食欲が湧いたのか箸を持った。

つゆを飲み、ネギを食べた。
ネギを食べて、きつねを食べた。

しばらくしてうどんも1本食べた。

ほんとゆっくりだけど、食べようと頑張ってる。
だるい体は、食べてないせいかもと頑張って食べてる。

少しずつだけど、食べる勢いもでてきた。
よかった。

食べれるだけでいい、残してもいいと伝えてる。


元気の無い朝は、出汁の美味しい汁物がいいかもしれないな。



次回は、白身魚のホイル焼きとあさりのスンドゥブ!

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