5月の-ricca-りっか-活動日

こんにちは。魚沼地方の発達障害当事者グループ、ricca-りっか-です。

5/30(水)に、第一回の交流会を開催したので、その内容をご報告します。

まず、今回のテーマは、当事者(まだ3人しかいないのですが)が、それぞれ発達障害に関する本を持ち寄って、交換しましょう、というものでした。

riccaは設立間もないのですが、当事者のほかにもサポートメンバーが数人入ってくださって、なんと昨日は市議会議員さんが来てくださいました。ありがたいことです……

前回ricca立ち上げのときには、わたし含め当事者3人が集まったのですが、今回は当事者3人、サポートメンバー4人(うち2人が福祉関係、1人が興味をもってきてくれたひと、もう1人が市議会議員さん)でした。

riccaとしての目標は、「地域に広く発達障害というものを知ってもらいたい」なので、サポートメンバーの方にも困り感をお伝えしたり、アドバイスをいただいたりしました。

サポートメンバーは福祉に携わる方が多いので、当事者よりもいろんな制度をご存知だったりしていて「なるほど」と思うことがたくさんありました。

逆に、精神が手帳を持っていても、高速バスやJR、タクシーに割引がない、ということをご存じない方もいたので、やっぱり声をあげないといけないなと思いました。

またB型作業所、A型作業所の話などはわたしは全く知らなかったので、もっと勉強しないといけないとも思いました。

また、わたしは先日、東京で発達障害当事者のプレゼンテーション大会というものに参加してきたので、そこで得られた情報や、支援に東京と新潟では地域差がありすぎると改めて感じたことなどを話しました。

あと個人的にですが、大阪も発達障害関係の団体やバーがたくさんあるイメージです。う、うらやましい。やっぱり障害でしんどい思いをしたときには、同じ思いをしてきたひとならわかってくれるし、そういう場があるとないとでは全然違いますよね。

地方だと、障害に対しての理解がないどころかいまだに偏見の目で見られたりするので(もちろん都会にもそういう残念な意識の方はいるでしょうが、地方はプライバシーがあまりなかったりするのでなおさら)なかなかそういう店などを作るのは難しいのかなと。

せめてriccaの交流会がそういう場所になってくれたらと思いました。

今回はサポートメンバーの方がいてくれたので、更に色々なアイデアが出ました。やはり当事者だけだと固定観念みたいなものに捉われてしまうので、健常者の意見は大事だなと思いました。何より、当事者は全員どこかしらポンコツなところがあるので、健常者に細かいところを見てもらったり、進行の手助けをしてもらえるのはすごくありがたかったです。

今までこの地域に自助グループがなかったっていうのもちょっと、地域の格差を感じますね。きっと探せばもっと当事者はいると思うんです。でも名乗り出てはくれないだろうなあ。そもそも知りようがない。

ですので、資金が集まったらチラシを作って、市内の各所に置かせてもらったり、市のイベントでPRしたいなと考えています。助成金もらえないのかな。

~次回のricca交流会のテーマは?~

「riccaとしての目標と、メンバーそれぞれの目標を設定する」です。

あとは市に市民活動として団体登録ですね。

わたしは個人の目標はすでにいくつかあって、やっぱりチラシを作りたいですね。デザインしてくれるひとの心当たりはいくつかあるので、資金が集まったらあたってみようと思います。こういうとき自分でデザインができたらいいいのにって思う。パワポすら使えないというスキルのなさ。

今回は、健常者が何人か参加してくださったので本当にありがたかったです。議員さんもいるから、なんとかわたしたちの声を届けてもらいたいです。

あと講師を探しているとのことだったので、めちゃくちゃ食い気味に「やります!」と立候補しました。やはり人脈は大事です。

先日東京にいって思ったのは、やはり人が多いぶん発達障害のひともたくさんいて、そういうひとたちが気軽に集まれる場所がたくさんあるってことですね。たぶん支援センターもたくさんあるから、こちらに「選ぶ」権利も出てくる。

当事者のぶんだけ特性は違うから、興味深い話や、今後参考になりそうな話もたくさん聞けました。

一方で地方は、前述のとおり、やはり障害を恥だと思う概念がいまだに根強くて、特に精神は日本の歴史的にも当事者がかくしてしまっていた、というところもあり、理解度は圧倒的に低い。当事者が集まらないから、しんどい気持ちを共有できない。支援センターが1か所しかなくて、担当は身体、知的、精神すべての障害者をみてるから手が回らない(ちなみにハロワも障害者の就労担当もたったひとりが3障害すべてを担当しています。前回あんまりな態度をとられたのでキレるというどうでもいいエピソードがあります)。けど「手が回らない」っていうのはそっちの事情でしょ、って話で、こちらとしてはあなたに頼むしかないんだからしっかりしてよ……と失望することばかり(個人の体験です)

だけどほかに支援センターがない。どこに頼ればいいんだ……当事者はいないし、仕事はないし、どんどん暗いほう暗いほうへといってしまいがちな気がします。

そこで、せめてriccaがあることで、しんどい気持ちを共有できたり、愚痴をいいあったり、また知識のある健常者がサポートについてくれれば、とても心強いんじゃないかなと思いました。

東京は大都会ですから、そこと比べたって仕方ありません。もう異次元だから。わたしも住んでたからわかりますけど。

地方には地方の強みがあると思うので、そこを活かしてriccaをよりよいものにしたいなあ、と思いました。

あと、代表のわたし個人の話で恐縮ですが、今後新潟県内での講演会のお話をちょこちょこ頂けています。ですのでriccaのことも発達障害のこともたくさん発信していこうと思っています。行動力と人前で話すことしか取り柄がないもので……

これを読んで、このひとに講師をお願いしたいなあ、という方がいらっしゃいましたらぜひコメントをください。発達障害当事者目線のお話ならいくらでもできます。パワポは使えないのですが(勉強します……)

riccaはこれからも毎月一回、だいたい月末の平日に活動してます!

発達障害ある方もない方も、交流会に参加してみたいなという方はコメントください。

ホームページもほしいなあ……

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

ちなみに、解散が夜であたりが真っ暗だったということもあったのですが、市内にも関わらずわたしは帰り道を盛大に間違えました。ポンコツ極まれりです。大丈夫なのかよ。

ricca代表でした。

わたし達の活動をご支援ください。