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フリースクールマップ作成活動その3

こんにちは。東京都町田市で地域近郊のフリースクール・居場所などがまとまったマップをつくろうと活動しています。
この活動は、現在主に3人が中心になって活動しており、それぞれが思いをもちマップ作成を通して地域の学びや不登校支援を進めています。

マップを作る前に、まずは町田市近郊のフリースクールや居場所を運営されている方と繋がったり、実際に伺って場の雰囲気を感じさせていただいたりしています。

※写真左から同じマップ作成委員の広田、私、八洲学園植木先生

今回は小田急町田駅から徒歩4分のところにある「八洲学園みのり中等部」に伺ってきました。
場所は「町田みのり高等部」と同じ建物内です。

主にお話を伺ったのは植木先生。
五味先生とも少しお話させていただきました。

ここは学校法人八洲学園が運営している中学生のフリースクールです。
八洲学園高等学校は通信制高校ですが、以前そこに通う子どもたちの兄弟に不登校の子がいて、その居場所をつくろうとフリースクールを始めたのだそうです。
校長先生のお考えで中学部は営利目的ではなく社会貢献事業とのことで、入学金・年会費無料、教材費5000円(年度ごと)ととても良心的です。
始めた経緯とその思いがとても素晴らしいです。

中等部はフリースクール、高等部は通信制高校なので、全くカリキュラムは違います。
中等部については居場所要素が大きく、来ていた子どもたちは、自分のやりたいことをやりたい場所で行っていました。
「町田みのり高等部」の校舎の2階にあり、高等部の先生たちに見守られ、高等部の授業の様子も見られ、八洲学園の温かい雰囲気を感じながら過ごせます。
八洲学園の先生方のお話を伺うと、中等部の子どもたちも高等部の子どもたちも、一人一人を大事に接していらっしゃる様子でした。

これまで伺った場所は個人で始めたフリースクールが主で、今回は初の学校法人が開いているフリースクールでした。
規模や運営など色々違いはありますが、フリースクールを始めた経緯やその思いはどのスクールも似たものがあるな、と感じました。

追記

私は息子が中3ということもあり個人的に通信制高校のことを調べているので、通信制高校についても伺ってきました。
同じ通信制でも「サポート校」「分校」「サテライト校」「技能連携校」など色々種類があり、それぞれの特色があるようです。

八洲学園町田みのり高等部は「技能連携校」です。
字だけ見ると、何か技能に特化した学校なのかと思ってしまいますが、それだけではありませんでした。
技能教育施設は、各都道府県に専門教養を学習する教育施設として認可を受けた学校。
それを八洲学園高等学校と連携して高校卒業資格を目指す学校が「技能連携校」なんだそうです。
都道府県の認可を受けているので、通信制高校でよくあるスクーリングのために他の学校に行く必要がありません。
それは、大きな違いだと思います。

通信制高校については親世代は知らないことが多く、パンフレットだけでは理解できないことがあります。
話を聴くと分かることがたくさんあるので、高校説明会はちゃんと行った方がいいなと思いました。

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