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結いの学校 2023 vol.1 「不登校」の子どもたちの『いろんな学びがあったらいいな』を親と支援者で考えるひととき

7月8日(土)「結いの学校 2023 vol.1 「不登校」の子どもたちの『いろんな学びがあったらいいな』を親と支援者で考えるひととき」が無事開催されました。

開催の想いを「つるかわ子どもこもんず代表理事の福田さんからお聴きしていて、私もこの会の必要性を強く感じていました。
そして、打ち合わせをしたり、決まっていく詳細内容を聴くたびに内容が濃くて本当にたくさんの人に聴いてほしいと思っていたら、当日は満員御礼、キャンセル待ちも出るほどで、この話題に興味をもたれる方が多いのだな、と実感しました。

内容は公認心理士・高田先生の講演、当事者たち(保護者、高校生、大学生)の話、中学卒業後の進路についての説明などもりだくさん。
体験談が盛りだくさんになったので、そちらを優先しトークセッションは無くなってしまいましたが、こんなに実体験談を聴ける機会は無いのでとても有意義な時間だったと思います。
7人の不登校を経験して現在通信制高校や定時制高校、大学に通っている子たちが、不登校時代とそこからどうやって進路を選んだか、そして今どんな生活をしているのかという事を彼らの言葉で話してくれました。
その話一つ一つが素敵で、不登校は十人十色だと再確認でき、人によって時期は違うけれど子どもは自分で前に進める日がくるという希望をもらえました。 

私は現在不登校の子どもを持つ保護者として、参加者の方々の前で話をさせていただきました。
改まってこういう話をしたのは初めてで、最初は何を話そうかと迷いました。
当日話すことを考えていて思ったことは、参加される保護者の方はきっと私と同じように不安を抱えているのだろうということ。
自分の子どもや関わる子どものために不安を少しでも解消したいと思って来るはず。
そんな中で私が話せるのは、私が長男が不登校になってから今までどれだけもがいてきたのか、そして今も不安は無くなっていないけど楽しくすごせる工夫をしている事だなと思いました。
そして、自分と長男が辛くならない程度にがんばることにしたこと、子どもの不登校がきっかけで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなり、その現実を受け入れているという事をそのまま伝えられればと資料をつくり、お話させていただきました。

資料の一部を公開します。
何か少しでも感じていただければ幸いです。

これ、不登校の話を聴くときにすごく大事な前提です。
小学校が安心安全な場で無くなってしまい、行かなくなった長男。
この部分をもう少し詳しくお話させていただきましたが、
実名がたくさん載っているのでタイトルだけ。
色々やってみて考えた4年間。長男はまだ進学するイメージがわかないようです。
楽しいことをなくすと私はこうなります・・・
親だけが頑張っても・・・
これがあるから、毎日楽しく過ごせています。
今の私のスタンス。
「時期も方法も一人一人違う(中卒すぐの進学でなくてもいい)」「人と比べない」
を自分に言い聞かせるために書いてます。

当日、登壇者の方々との何気ないお話の中でたくさんヒントをいただきました。
また、不登校親の会カラフルに来てくださった方やフリースクール居場所マップ作成でお会いした方、教員時代に交流のあった保護者の方など色々な方との再会もあり、びっくり!

そして、こもんずのスタッフの方々と一緒にする片付けがまた楽しい。
この春からこもんずの活動に参加していますが、関わっている人がみなさんおおらかで温かい方々なので、気持ちよく働けます。

最後に少しだけ・・・
この会が終了した時に感じたのは、やはり中学卒業後は進学、そして大学まで行くという流れを希望している人が親子共に多いという事です。
中学までの義務教育期間は休んでもあまり問題が無いけれど、高校や大学は出席しないと退学になります。
中学までと同じように行くか行かないか分からないけれど進学する、という感じそのままでいくことはできません。
なので、子どもたちも保護者も簡単には選べない。
でも、その選択をするための情報が少ない。
まさに今、私たち親子がこの壁にぶち当たっているので、今後同じようになった人たちが少しでも進みやすいように、何かできることがあれば、と思いました。

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