ルーティン

　モデルや有名人の“私のモーニングルーティン”みたいなかっこいいルーティンがあるというわけではないのですが、、、日々のルーティンが変わることが苦手なんです。

　例えば小さいところでいうと、“今から会おうよ！”や、“この後呑みに行こうよ！”みたいないきなり系から、まさしく今の時期の、“大学入学のための引っ越し。”や、“就職して春から新生活！”みたいな今まで住んでいたとこからも離れて、属する環境がガラッと変わること。

　そんな私でも環境を変えたいなと強く思ったのは人生で3回あって、一回目は中学2年の時のつまんなすぎる学校生活を送ってた時、二回目は大学受験に失敗しまくって父親にうざいこと言われてプチ家出をしたとき、三回目は地獄の社会人二年目に突入して低月給で休みなく働かされてたときに社長のミスをすべて私の責任にし丸投げしてきて頭にハゲができたとき。どれもネガティブでもう人生のどん底！！みたいなときに環境を変えたくなる。

　そんな失うもの何もない人生のどん底みたいな状況でもいざ変えるとなると、やっぱり自分のルーティンだったことが変わるのが苦手な面が出てきてしまったりする。大学入学するために大阪から埼玉へ旅立つ日は、“18年間育ってきたこの故郷を離れるなんてさみしすぎる！(今まで何の思い入れもなく、むしろ地元嫌いだったのにｗ)”って、新大阪駅までお見送りに来てくれた数少ない地元の友達たちと泣きながら抱き合い、地元から離れて新天地への旅立ちを悲しんでた。

“故郷を離れて一人暮らしか！ええな～これから楽しみがいっぱいや～！”　一人暮らしの荷物を大阪から埼玉に送る時に運送屋のおっちゃんに言われたこの言葉、今でもすごく覚えています。ルーティンが変わることが苦手な私は当時、不安の方が強くて“慣れ親しんだ地元も親元も離れて、友達も知り合いもいないのになんも楽しみなんてないわい！”なんて心の中で思ってました。笑

埼玉の大学を4年間通い卒業したら大阪帰るつもりでいました。大阪を離れる新幹線の中で“いつか埼玉が楽しすぎて全然大阪帰れてないわって思えるぐらいになってればいいな。ま、大阪で就職するけど。”なんて考えてました。

あれから11年経ちますが、私はまだ関東にいます。

ルーティンが変わることが苦手な私でも、いざ環境が変わると、あー変えなければよかったなと思ったことは一度もないです。人生のどん底！みたいな時でないと環境を変えようともできない小心者の私なので、今思えば人生のどん底だった時期にも感謝だなと思います。

この春新生活が始まり不安な人たちがこの記事を読むことはないでしょうが、私みたいなものでも変えてよかったと思う時が来るから、応援しているぞ！（笑）