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自分を知ることの必要性

程なく熱も下がり
週明けからの仕事に備えてゆっくり過ごそう.....と目論んでいた日曜日

三男に2週間ほど前から切望されていた
彼が今 一押しのマンガ(コミック)を読む羽目になった(笑)

いやはや三男と同じ目線での反応を求められるわけで

それは 彼が自分の存在を感じる為かのように
とにかく人に自分と同じ感覚を共有してほしくて

例えば自分の好きなモノを認めてもらえれば 
自分を認めてもらえたと感じることが出来ると言わんばかりのもので

今もまだ その役目を私にお願いしてくれる

が、

彼が期待する反応はきっとできないであろうことが手にとるようにわかるので
なんとか先延ばしにしていたのだ

でもそこに、彼の欲求を満たしてやりたいという親心と、ちょっとした時間の余裕があるわけだしまぁいっか.......と読むことにしたのだった

コミックは全14巻で完結
いわゆる可愛い恋物語
予想通り 三男ほど感情を揺さぶられることもなく、「ふ〜ん、なるほどね」....で終わってしまった

感想を聞かれて言えたことは
「可愛いねぇ」 だった(笑)


三男は何年か前に流行った「中2病」のご年齢
でも 早熟なのか不器用なのか
小学校5年の終わりから兆候を見せた通り
今は登校拒否
彼なりに心の闇を抱えている

私は頼まれてマンガを読むほどなので
彼とは会話が多い

いつだったか 
この自粛が終わって、とりあえずは毎日体制ではなくゆるく学校が始まったら頑張って行ってみようかと考えていた......そうだが、
それを考えてたらいろんなことを考えすぎて眠れなくなったと言っていた
でも、その内容は恥ずかしくてママにも言えないとのことだった

その理由はおおよその検討がつくのだが
確信をついた言葉を今の彼に投げるのはマイナスなので
「ふ〜ん、そうなんだぁ(笑)」
と 聞き流しておいた

が、マンガを読み終わってから一緒におしゃべりしていたら
何気に学校の話になって
やっぱり何気に私が吐き出した言葉に顔色が変わってしまった

やっべ、地雷ふんじまったっぽい.....(汗っ)

と思っていたら
一瞬部屋に篭ったものの
腹が減ったとリビングに来て、残りおかずとご飯を食べだした

ちょうど最近 このマンガの影響で
漫画家になりたい、絵が上手くなりたいと言って
少しずつ絵を描く練習を始めているので

例えば漫画を書くなら
毎日ひたすら練習あるのみで、とにかく人物が上手く短時間でそのディティールは描けるようになる必要があることと
① ストーリー構成を考え組み立てる力
② それぞれのキャラの人間性をしっかり作れるだけの素地
③ 人間心理を観察する力、読み取る力

などなど必要ょねぇ.....と切り出しながら
息子の心の闇に ここのところしっかり向き合ってやってなかったな..... と反省し
マンガの内容を例に挙げて、人の心理について話してみることにした

話してみてわかったのは

彼が 学校に行っていない分
家族以外の他人に慣れていないことと
そのためにいろんな例題(例題なんてモルモットちっくな失礼な表現すみません💦)を見ていないせい、あるいはデータ蓄積がなされていないせいで
彼は 自分も含め 人間という生き物に対して全く無知だということだった

例えばマンガのキャラでも必ず居る、こちらの薄い反応に対して周りにわかるように大声で何かを言う人って居る
(そういう人が彼の学校にいるらしく、そういった反応が彼は苦手だ)

それって、単に自分をバカにされたのではないかと恥ずかしさを感じ
その恥ずかしいと感じる気持ちを相手に気づかれているのではないかと焦り
その焦りを相手や周りに知られたくないがために防御に出た反応であることがほとんどだ

「いわゆる照れ隠しだょ」

って言ったら、驚いていた

また逆に
目の前で反応を見せてくれる分にはいいが
こちらの薄い反応に表面上無反応なキャラも居る

でもその実
「〇〇ってこんな奴だった」
とマイナスイメージで認識し
自分の受けた辱めを軽くせんがために
周りにそれを話す者も居る

そうなると
気付いたら周りからそう見られてしまっていたという状況を生み、それも厄介ょね.....と話す

だがそれも 恥ずかしさを隠すためのひとつの方法に過ぎない


いずれも恥ずかしいと感じた自分をカッコ悪いと感じ
そんな気持ちを味合わせた相手が悪いと感情を裏返すもので
でもわかって仕舞えばその付き合い方も自ずとわかってくると思う

なんておチビにはもっとわかりやすく噛み砕いて話したのだが
今日もそんな話をしながら一緒にお買い物に行き

いずれにしても

相手を知る前に まず自分の中をよく知る必要があり
自分を知れば 相手の心が微妙に揺れ動く様は手に取るようにわかるようになる......という話でお互いにまとまった


『自分を知ること』


これは至って簡単なことだが
自分と対話をする癖のない人には難しいかも知れない

また
人って結局同じ種類の生き物だから
自分の心で感じるものは
必ず他人も感じるものだ

だがそれを自分だけ💦💦💦と感じたまま生きていると
せっかくの自分の心の動きを他人に当てはめて応用することは出来ないことになる

今回読んだ漫画は
「五等分の花嫁」

五つ子の姉妹とその子たちの家庭教師を仰せつかった同級生の男の子の物語
題名の通り五人の中の1人とその男の子が最後は結婚する話

男の子のキャラ設定と
五つ子という形で描かれた5人の女の子のキャラ設定がよく考えられていると思った

同じ女だから
五種類の女の子の人間性やその反応の仕方は手に取るようにわかる

そして
表立って表現してはいないが
その男の子のチャラチャラしていない、私利私欲に走らない真面目なキャラが嫌味がなくてよかった

息子に
まずあんなタイプの男の子が居ないと思う
と話したが
その意味を彼は受け止め切れていないだろう

ゆっくり大人になればいい
しっかり自分の中を観察し、感じ
理解しながら......

そうそう
三男と話してて成長の跡を見て取れたのは

以前より心をくすぐる......というか
心をえぐる言葉を投げかけると
瞬時に反応を示すようになっていたことだ
それも 去年の彼の精神的成長のレベルでは
そのような反応ではなかったな......と感じられる、年相応の思春期の反応で

それは嬉しかったな.....

人の心理分析なら、いつでも手伝ったるやん(笑)


今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます

 のりこ






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