飼い主のパターンと飼われたい側の欲求について考えてみる
飼う。飼いたい。という言葉を界隈でよく目にします。
具体的に「飼う」とはどの程度の行為を現すのでしょう。
そのパターンを考えてみます
※ここでは飼われる側の心持などは考えておりませんので、
悪しからずご了承ください。
1.生活まるっと面倒見ます!
経済力バツグンの人が「衣食住、全て面倒見るよ。その代わり行動の自由は無いよ」という中世ヨーロッパの貴族のようなパワーで飼うパターン。
飼われる方は衣食住の面倒を見てもらう代償として、行動制限など自由の大半を失うリスクがあります。
マンガや小説にあるような「一日全裸。首輪を着けて檻の中で生活、食事は床で四つ這いのまま犬のように食べなければならない。」という事も飼い主の嗜好によってはあり得ます。
2.あなたの心の面倒見ます!
宗教、カウンセラー的な感じでしょうか。
生活は各々。飼い主から飼われる側への毎日数回の連絡は欠かさず
「あなたの心の中にいます」的な感じで、主にメンタル面のケアをするパターン。多くのD/sや主従はこのパターンじゃないですかね。
飼い主となる人がメンタル弱弱な人を飼う場合は、
かなりの根気と精神力を必要とするのではないかと思います。
※私には務まらないので無理です。w
3.あなたの能力の足りない部分を補います!
これもよく目にするんですが、飼われる側が壊滅的に計画を立てたり、電車の乗り継ぎや移動時間の計算が苦手だったり、記憶力が無かったり、探し物が苦手等の場合、飼い主側が全てお膳立てして面倒を見るパターン。
飼われる側が「自分には出来ない事を、完璧にやってくれるご主人様素敵!」となりやすいのでマメでプラニングが得意な人にアドバンテージがあるのではないかと思います。
私が見る限り、この3パターンが多いかなと思っていますが、
前提として飼われたい人が飼い主を探し出すところからが
スタートになります。
飼いたい、面倒見たいという人がいくらマメだから、プラニングが
出来るからといって飼う対象がすぐに見つかる、出来るわけでは
ありません。
飼い主になりたいという方は飼いたい対象を見つけた後にその人が求めるのがどのパターンかを見出し、自分の能力と合致していることを高いレベルで認識してから距離を詰めることをお勧めします。
能力が無いのに、パターンに寄せたところで破綻することは目に見えています。無理をしてまで飼うと、飼われる側も含めて悲劇的な最後になります。
また飼われる側も「この人に全乗っかりで大丈夫か」を見極めた方が良いでしょう。
「ご主人様なら大丈夫!」という根拠のない確証、思い込みで甘え倒した結果、ご主人様が潰れて、関係が潰える。ということはよくあります。
※Xでの病ツイ、嘆きツイをよくご覧になるかと思います。安易に飼って捨てる方がもちろん悪いのですが、飼い主のキャパを見極められなかった、甘え倒して全乗っかりした側にも一定の責任はあると思います。
飼いたい・飼われたいという欲望・願望をお持ちである事は悪い事ではありませんが、どちらにも責任と覚悟が生じることは認識しておいて欲しいと思います。
特に「飼い主側希望」の方に申しておきたいのは、飼われたい側の欲望・願望はとてつもなく大きく、氷山のように見えているのはその一部分だけで在り、水面下にはその何倍もの欲求・願望が隠れているということを常に頭の片隅に置いておくべきと思います。そうでないとタイタニック号のようにぶつかって沈んでいくだけですから。
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