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いまさら聞けない!5,000円分のお得が取れる「マイナポイント」の概要

1. マイナポイントってなに?

マイナポイント公式サイトには、以下のように紹介されています。

マイナンバーカードを使って予約・申込を行い、
選んだキャッシュレス決済サービス(※)でチャージやお買い物をすると、
そのサービスで、ご利用金額の25%分のポイントがもらえるのが
「マイナポイント」のしくみです。

※QRコード決済(○○Pay)や電子マネー(交通系のICカードなど)、クレジットカードなどのことです。

つまり、現金で合計20,000円の支払いを行ってもポイントは付きませんが、任意で選んだキャッシュレス決済手段で合計20,000円使用した場合に、25%が還元されて、25,000円分の買い物ができる制度です。

一人あたり5,000円ですから、世帯ならば人数分×5,000円のお得が取れます。

ただし、この制度は2020年9月1日から2021年3月31日までという期限付きで、還元分の予算は2,000億円と決まっているため、いわば先着4,000万名様対象の早い者勝ちの制度と言えます。

2. なんで国がそんなに大判振る舞いしているの?

マイナポイント制度は、キャッシュレスポイント還元事業(2019年10月1日~2020年6月30日)終了後、予定されていた五輪(2020年7月22日~2020年8月9日)も終わり、消費が冷え込むのを下支えする「消費刺激策」として位置づけられていました。

五輪は新型コロナウィルス感染症で延期されていますが、このマイナポイント制度は予定通り実施されたというわけです。
それは、2020年9月23日時点で20.2%しか発行されていない
マイナンバーカードの普及」がこの制度のもう一つの目的だからです。

申込手続きについては次回詳しく述べますが、マイナポイントで5,000円分のお得を取るために、マイナポイント制度専用IDである「マイキーID」をマイナンバーカードを使って発行する必要があって、そのためにはマイナンバーカードを作る必要があります。

3. マイナンバーカード、この機会に作っておくべき?

マイナンバーカードを作ると
「自分の個人情報が国に集められて嫌だなぁ」とか、
「カードを紛失したら大変なことが起きるんじゃないか」といった不安の声をよく聞きます。

詳しくは【マイナンバーカードに対する誤解】という記事で書く予定ですが、どちらも完全に誤解です。

マイナンバー制度は、行政機関が持っている個人情報を社会保障、税、災害対策の3分野に限って連携して使えるようにする仕組みであって、2015年10月以降、すでに国民には12桁のマイナンバーが付与されています。つまり、個人が通知カードのままマイナンバーカード化しなかったとしても、行政機関側の連携を妨害できるわけではありません。

カードの紛失や盗難による被害については、
顔写真入りのマイナンバーカードを本人なりすましのために悪用することは、運転免許証と同様困難です。

12桁のマイナンバーを他人に知られたとしても、クレジットカードと違ってwebサイトで不正利用される危険性もありません。

要するに、運転免許証やクレジットカード所持している人であれば、紛失を恐れてマイナンバーカードを発行しない理由はないのです。


20200928マイナンバーとマイナンバーカード概念整理


逆に、マイナンバーカードを取得すると、行政手続きの一部については、役所窓口に足を運ばなくてもインターネット上で済ませられるようになっています。コンビニでの住民票発行サービスを受けられたり、確定申告の電子申告などにも利用できます。

マイナンバーカード6つのメリット、コンビニ交付証明書102922


さらに、2021年3月からはマイナンバーカードを健康保険証として使えるようになりますし(【マイナンバーカードの保険証利用)、運転免許証として使えるようにすることも検討されています。

菅新内閣はデジタル・ガバメント化を推し進める予定ですから、マイナンバーカードの個人認証機能を使って享受できるサービスはますます拡大していくことでしょう。

そして、このマイナポイント制度
2021年3月までにマイナンバーカードでマイキーIDを発行してキャッシュレス決済をすると5,000円のお得が取れる制度が始まっています。

今まで通知カードのままマイナンバーカードにしてこなかった人は、今このタイミングでマイナンバーカードを取得するのが賢い選択といえるのではないでしょうか。


次回は、マイナポイントを取得する具体的な手順を説明していきます。

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